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【社会】

拉致問題「自衛隊動かしてでも」 田母神前空幕長、講演で

2009年2月28日 22時51分

 拉致被害者家族会の増元照明事務局長(左端)らと握手する田母神俊雄前航空幕僚長(左から2人目)=28日夜、名古屋市

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 政府見解と異なる歴史認識の論文を発表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長は28日、北朝鮮による拉致問題をテーマに名古屋市内で講演し「自衛隊を動かしてでも、ぶん殴るぞという姿勢を(北朝鮮に)見せなければ拉致問題は解決しない」と述べた。

 田母神氏は講演に先立つ記者会見でも同様の発言をし「『ぶん殴る』とは具体的には何か」と質問されると「自衛隊を使って攻撃してでもやるぞという姿勢を出さないと、北朝鮮は動かない」などと答えた。

 拉致被害者家族会の増元照明事務局長らとのパネルディスカッションでは「よその国の軍と同様に自衛隊が動けていたら、工作船を沈めることができ、拉致被害は相当少なかったと思う」と述べた。

 講演は愛知県岡崎市の市民団体が主催し、約250人が参加した。

(共同)
 

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