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中川氏を直撃「妻から叱責された」ヘロヘロ答弁の真相

夕刊フジ独占インタビュー

 辞任を表明した中川昭一財務・金融相は16日、夕刊フジの単独インタビューに応じ、前代未聞の醜態をさらしたことへの謝罪・反省をはじめ、飲み過ぎたという風邪薬などの中身や深酒伝説などについて赤裸々に語っていた。

 −−あの記者会見はひど過ぎる

 「国民の方々に本当に申し訳ない。日本を代表して世界の最高実務者会議に出席し、きちんと日本としての意見を述べてきたつもりだが、総仕上げの記者会見であのようなことになってしまった。しかし、あれは酒が原因ではなく、風邪薬などを多く飲み過ぎたことが原因だ」

 −−ニュース映像は見たのか

 「チラっとは見たが、すべては見ていない。怖い気がして…。帰国してすぐ妻に電話した際、『あなた、大変なことになっているわよ』といわれ、内容は聞いた。厳しく叱責された。情けない」

 −−全世界に配信され、「日本の恥」とか「国益を損ねた」と言われている

 「本当に申し訳ない」

 −−改めて、確認したい。今回の外遊ではどのくらい飲んだのか

 「すべてを話そう。まず、ローマ行きの飛行機で寝る前にジントニックを3、4杯飲んだ。13日夜、G7メンバーとの夕食会では赤と白のワインを1杯ずつ。その後、(時差ボケ解消もあり)就寝前に打ち合わせをしながらジントニックを2、3杯飲んだ。ただ、G7本会合があった14日は昼食に出たワインを口に含んだだけ。記者会見前には絶対に飲んでいない」

 −−風邪薬などの飲み過ぎが原因だと説明していたが

 「1月にひいた風邪がずっと治らない。金融危機や国会対応で睡眠時間2、3時間の日が続いている。1泊3日の強行軍、ローマは気温0度前後で悪寒がした。熱も37度以上はあったろう。世界銀行のゼーリック総裁もゴホゴホしていた。13日夜と14日朝と同日昼、主治医にもらった風邪薬と解熱剤、抗生物質をいつもの2倍飲んだ。それ以外に、腰痛の鎮痛剤も朝昼晩と1錠ずつ飲んでいた」

 −−いつも、そんな無謀な薬の飲み方をしているのか

 「いつもはしない。『G7本番だ。治さなければ』と思った。それが間違いだった。主治医も帰国後、『(あの薬を多量に飲むと)血圧が下がり、眠くなる』と話していた」

 −−G7会合でも体調はおかしかったのか

 「14日朝はスッキリと目覚めた。同日午前に始まったG7会合は大丈夫だった。頭もさえていたし、各国代表らと激しい議論を戦わせた。ところが、同日午後の日露財務大臣会談あたりから、フラフラときていた。『薬のせいだ』と直感した」

 −−同行の秘書などに伝えたのか

 「話していない」

 −−中川大臣は深酒にまつわる失敗談・武勇伝をよく聞く。永田町では「今回もまた…」という認識が広まっている

 「今まで、いろいろあった。前科があるから…。それは反省している。ただ昨年、財務相兼金融担当相に就任して以来、公務中に麻生太郎首相から『酒を飲んでいるな』といわれたら、即辞表を出す覚悟でやっている。今回は違う。風邪薬などと疲労だ」

 −−内閣支持率にもダメージだ

 「麻生首相や河村建夫官房長官に『ご迷惑をかけて申し訳ない』とおわびした」

ZAKZAK 2009/02/17

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