石原慎太郎東京都知事は27日の定例会見で、財団法人・自治体国際化協会(千代田区)について「東京にとっては不要。いらないものは削ろうと思っている」と述べ、都が同協会に支払っている分担金の削減を示唆した。橋下徹大阪府知事も同協会への中央省庁出身者の天下りを批判し、分担金を一部削減した予算案をまとめている。
同協会は地方自治体の国際交流を支援し、外国語指導助手を派遣する事業などを行っている。同協会の常勤役員は5人のうち、4人が中央省庁、1人が都の出身者。都職員6人が出向している。国際交流は大規模自治体では独自に可能なことから、分担金について不満が出ていた。【木村健二】
毎日新聞 2009年2月28日 東京朝刊
2月28日 | 石原都知事:「天下り協会」、「いらない」 |