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札幌市の高1男子が同級生爆破計画…殺人予備容疑で逮捕

2月27日8時1分配信 スポーツ報知


 手製爆弾で多数の同級生の爆殺を計画していた札幌市北区の高校1年の男子生徒(16)が、北海道警に26日、殺人予備容疑で逮捕された。生徒は「自分をバカにした連中を殺そうと思った」などと供述。爆弾の製造方法はインターネットで情報を入手したという。押収された爆弾は造りかけだったが、実際に高い殺傷能力を持つ強力なものだった。

 高校生が造ろうとしていたのは“プロ仕様”の爆弾だった。

 北海道道警の調べによると、殺人予備容疑で再逮捕された男子生徒は6日未明、爆弾を造る目的で自宅に原材料となる有機化合物や黒色火薬などを保管、一部加工するなどして殺害を計画した疑いが持たれている。

 生徒は容疑を認め「クラスでバカにされていると思い、見返してやりたかった。同級生全員を殺そうと思った」などと供述。通っている札幌市内の高校の教室で爆発させて多数の同級生を殺害する計画し、春休みの前の3月までに実行に移すつもりだったという。

 この生徒は6日、同級生の男子(16)に「オレハ殺神(サツガミ)!!」「オレをばかにしてきた奴(やつ)を消す」「オレに逆らった奴の首を切り落とすことからはじめよう」などのメールを送ったとして逮捕されていた。この件で道警が自宅を家宅捜索すると、爆弾の製造計画を裏付ける証拠品が、次々と出てきたという。

 自宅からは、固形燃料や木炭(3キロ)、過酸化水素水のほか、電子式のはかりや殺傷能力を高めるため爆弾に混ぜようとしたとみられるねじやびょう、ビーカーなど約50点が押収された。

 生徒は1月中旬以降から、インターネットの情報で爆弾作製を計画。原材料や機材は量販店やネットで数万円を投じて購入した。爆弾は未完成だったが、2005年のロンドン同時多発テロで使用されたものと同一の高性能爆薬を造れる状態だったという。

 生徒が通う高校の教頭によると、生徒は手先が器用で、成績は普通。また友人が少なく、おとなしいが感情の起伏が激しく、2学期後半からは授業中に大きな声を出して、教諭にたしなめられることもあったという。

 クラスは逮捕された生徒を含め36人だが、いじめなどの事実は確認されていない。教頭は「大変ショック。事件を未然に防げたことはよかったが、もし計画が実行されていたと思うとぞっとする」と語った。

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最終更新:2月27日8時1分

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