日テレ・報道セミナー

日テレ・報道セミナー 9月28日(日)開催!

冒頭で人事部から報道局の概要を説明

今年初めての試みとなった「体験型」日テレ・報道セミナーが9月28日(日)日本テレビタワーで開催されました。プログラムは冒頭の日本テレビ人事部からの「基調講演」に続き、現役報道局員の案内、指導のもと報道フロアやスタジオなど日テレ報道の心臓部に迫る「報道フロア体験」、ニュースの作り方の基礎を学び、実際にOAの手順を本物の機材を使って体験する「原稿作成体験」、ENGカメラや中継車、中継カメラなど最新鋭の技術を体験する「カメラ体験」、そして海外特派員や番組プロデューサーなど経験豊富な先輩記者に直接話を聞く「フリートーク」という5つの「体験」を組み合わせたもので、実に4時間余りに及ぶ盛り沢山なものでした。定員を大きく超える多数の応募をいただき、抽選で選ばれた約60人の学生が参加して、まさに「本物」に触れるセミナーとなりました。

報道フロア体験

24時間ニュースを出し続ける「報道フロア」

キャスターの席にも座ってみる

24時間ニュースを出し続ける報道局の心臓部・報道フロアに足を踏み入れた学生の皆さんは数え切れないほどのテレビモニターと真剣な表情で業務にあたる報道スタッフの迫力に、一同驚きを隠せない様子。副調整室(ニュースサブ)では、沢山のライブ映像や取材ビデオを同時に受けながら瞬時に価値を判断して生放送が作り上げられていくプロセスを学びました。またニューススタジオではテレビ画面には決して映らない様々なテクニックを目撃しました。合間にはキャスター席に座って出演者気分を味わう一コマも。

原稿作成体験

テレビで見ているとあっという間の「1分ニュース」。テレビニュースの基本ともいえるこの「1分ニュース」を原稿作成からOAまで体験しようというこのコーナーでは現役の報道局デスク(原稿の責任者)が指導にあたり、まずは原稿作成にチャレンジ。配られた「取材メモ」を元に「リード(見出し/キャスターの映像が出る)」「本記(本文/ニュース映像にかぶせる)」あわせて1分の原稿を作ろう、との指示。しかもOA時間は30分後!思った以上に難しかった原稿作りですが、中にはデスクから「OK」が出た人も。原稿が出来上がったら報道フロアで実際に放送する手順を体験。放送するためには「原稿」だけではなく「現場ビデオ映像」、アナウンサーの「読み」、情報を画面上に出す「文字スーパー」を副調整室(サブ)で合成します。アナウンサー役、ディレクター役、フロマネ(アナウンサーに残り時間を「手」で伝える)等役割分担した上でいざOA。緊張のあまり声も震え、指も震え・・・。終わったら自分たちで体験した「OA」のビデオと実際に放送されたニュースのビデオを見比べて講評。全てが初めての体験でした。

 
     

講師役は現役の取材担当デスク

 

実際の放送用原稿の形式で原稿を書く

 

原稿が出来上がったら「キャスター」役も

 
 
     

気分は「ディレクター」?副調整室(サブ)体験

 

キャスターに残り秒数を手で伝える

 

自分たちで作った「ニュース」を録画チェック

 

カメラ体験

本物のENGカメラを実際に担いでみる

現場からニュースを伝える中継車

取材現場を記者と一緒に飛び回るカメラマン。このカメラマンも報道局の一員です。幾多の過酷な現場を踏んだ現役報道カメラマンたちの案内で最先端の報道カメラを体験しました。値段を聞いて一同ビックリ!のENGカメラ(もちろんデジタルハイビジョン対応)を始め、超望遠レンズや赤外線カメラ、微小なものを接写できる特殊なカメラなど、様々な機材を実際に触ったり、担いだりしてカメラマンの仕事の一端に触れました。後半では取材現場からの生中継に使う本物の「中継車」を見学。カメラと中継車を実際に映像で結び、「生中継」とはどういう仕組みなのかを学びました。テレビ中継のための機能がぎっしりコンパクトに収納された中継車の中にも入り、リポーター役と一緒に現場からの「生中継」を体験しました。

フリートーク

報道局の現役デスク、記者に質問連発

最後のコーナーは現役社会部デスク、外報部デスク、そして若手女性記者をパネリストに質疑応答。テレビで放送されたあのスクープの裏側に何があったのか、そして放送には載せられなかったエピソードの数々・・・。報道人としての心得から始まり、被害者報道のあり方やインターネットの出現で変わりつつある報道現場の今、など骨太な質問も次々飛び出し興味深い内容となりました。

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