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PStartで目的のソフトを一発起動

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USBメモリーにソフトを入れた場合、それをどうやって起動するかというのは意外と面倒な問題です。ショートカットを作ってまとめていても、PC環境によってUSBメモリーがマウントされるドライブレターは変わってしまうので完全ではありません。結局ソフトが入っているフォルダを開いて直接ダブルクリックすることになります。

USBメモリーに組み込んだソフトが増えてくると、目的のソフトを探すのにいちいち手間がかかってとても面倒に感じるようになってきます。これを解決してくれるのが、ランチャーソフト。ここでは、「PStart」というフリーソフトを使います。ソフトを登録しておいて簡単に起動することができるようになります。

PStart
作者:Pegtop Software
ダウンロードURL
http://www.pegtop.net/start/
ソフトの説明
PStartはUSBメモリーなどにインストールして手軽に持ち歩くことができるランチャーソフト。メモ機能も備わっていて、うまく活用すれば非常に便利。(日本語も問題なく使用できます)
日本語化パッチ
X-WORKS.org :: WORKS - PStart(作者:X-WORKS様)

PStartのインストール

PStartは英語のソフトなので、USBメモリーにインストールする前にあらかじめ日本語化しておく必要があります。

PStart説明
PStart説明
英語版のPStartと「日本語化パッチ」をダウンロードしたら、先に日本語化パッチを実行します。

ダウンロードした日本語化ファイルを解凍してできたパッチファイルを実行するとインストーラ自体を日本語化してくれます。

PStart説明
画面の指示に従って、英語版PStartを保存したフォルダを指定するだけで日本語化は完了です。

PStartの日本語化が完了したら、(インストーラーは外見はそのままですが、英語版から日本語版に変わっています)インストーラーを実行します。

PStart説明
インストール先はUSBメモリーなので「ポータブルセットアップ」を選び、USBメモリーのドライブ名を指定、これでインストールは完了です。

PStartを使ってみよう

PStartにソフトを登録するときは、登録したいソフトの「実行ファイル」をPStartの[項目]タブに直接ドラグ&ドロップ、これだけです。

PStart説明
実際にインストール済みのUnplugDrive Portableを登録してみましょう。

PStart説明
ドロップすると、[項目]タブにアイコンとソフト名が追加されます。項目をダブルクリックすれば、ソフトを実行できます。

ただし、UnplugDrive Portableに関しては、ランチャーから実行するのに注意が必要な点があります。USBメモリーを停止するときには、事前にUSBメモリーから実行しているソフトをすべて終了していなくてはなりません。

そのため、「停止」の前にPStartも終了させる必要があります。そこで、PStart上でアンプラグドライブ・ポータブルのプロパティを変更して「停止」直前に確認画面が表示されるように設定します。


[項目]タブのソフト上で右クリック-メニューから[プロパティ]を開く-開いた画面の[一般]タブで[コマンドラインパラメータ]に[-c]と入力する。これで、UnplugDrive Portableの実行後に確認ダイアログが表示されます。

PStart説明
確認画面が出たあとでPStartを終了させてから、UnplugDrive Portableの確認ダイアログで[OK]ボタンを押せばUSBメモリーが抜き取り可能状態になります。

さらに、PStartでは起動時や終了時に任意のアプリケーションを実行させることができます。この機能を使えばPStartを終了させる時に自動的にUnplugDrive Portableを起動させてUSBメモリーを停止させることも可能です。

PStart説明
方法としてはUnplugDrive Portableのプロパティで[拡張]タブ-[自動実行]-[終了時]と設定するだけ。USBメモリー終了時の手間を省くことができます。

もしPStartの実行時に特定のソフトを自動的に起動するようにしたければ、[拡張]タブ-[自動実行]-[起動時]と設定することで可能です。

USBメモリー接続時にPStartを立ち上げる

さらに使い易くするために、USBメモリーを接続した際に立ち上がるWindowsのメニューにPStartを追加しておきましょう。USBメモリー挿入時に自動実行される設定ファイル「Autorun.inf」に数行書き込むだけです。

既にUSBメモリー内にはUnplugDrive Portableの使用している「Autorun.inf」ファイルがあるはずですので、このファイルを編集することにします。メモ帳などで「Autorun.inf」を開いて以下のように変更してください。

変更前の「Autorun.inf」
-----------------------------
[AutoRun]
shell=open
shell\UnplugDrive\command=UnplugDrive.exe
shell\UnplugDrive=記憶デバイスの安全な停止
-----------------------------

変更後の「Autorun.inf」
-----------------------------
[AutoRun]
OPEN=PStart.exe
ICON=PStart.exe
ACTION = USB-Menu:PStart
shell=open
shell\UnplugDrive\command=UnplugDrive.exe
shell\UnplugDrive=記憶デバイスの安全な停止
-----------------------------

usbmenu.jpg
これでUSBメモリーを接続した時にメニューでPStartが表示されるようになります。

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