海部病院に5月から常勤医 青森の内科医応募 2009/2/28 10:24
土曜日の救急受け入れを休止するなど勤務医不足が深刻な徳島県立海部病院(牟岐町)に五月から、青森県内の病院で働く男性内科医(42)が常勤医として赴任することになった。三年の任期付き県職員として採用する「とくしま医師バンク事業」を活用しての勤務で、医師バンク事業での常勤医確保は初めて。
医療政策課によると、内科医はへき地や離島での勤務経験があり、地域医療への関心が高いという。一月下旬、県のホームページを通じて応募があった。救急現場で働いた経験もあることから、県は「さまざまな診療分野に対応できる即戦力の総合診療医として期待している」と話している。
昨年六月にスタートした医師バンク事業では、県内の公的病院で二年勤務した後、残りの一年を国内外での研修に充てることができる。
また、美摩病院(吉野川市)の四宮文男院長(60)も三月から、海部病院の非常勤医として月二回、診療支援を行うことになった。休日を返上しての勤務で、第一、第三金曜日の内科外来を担当する。県は、さらに二人のベテラン医師と診療支援について最終調整を進めている。