東区のアイランドシティ(人工島)への移転を決めた市立こども病院・感染症センター(中央区)の整備に向け、PFI(民間資金を活用した公共施設の整備)手続きと地方独立行政法人化への移行手続きのため1億9142万円を計上した。
PFIは約1年かけて公募し、10年度に最終決定する。独立行政法人化は病院事業運営審議会の答申を踏まえ、市民病院と合わせた市立2病院を10年度から移行する。
こども病院の移転を巡っては昨年来、患者・家族や小児・産科医などがアクセスの問題から反対を表明。現地建て替え費用の積算根拠となったゼネコンへのヒアリングなどで議会答弁と事実が異なっていることが判明した。吉田宏市長は17日の議会で「正確さを欠く答弁があった」と陳謝しつつ、予定通り整備する意欲を示している。【早田利信】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2009年2月28日 地方版