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「納得いかない」鳥インフル検出の農場主が愛知県批判
「県の勇み足だ」。愛知県が27日、高病原性鳥インフルエンザが検出されたと発表した愛知県豊橋市のウズラ農場経営者の男性(68)は「県の『陽性』との判断は納得がいかない」と憤った。
農場近くの自宅で同日、取材に応じた男性は「ウズラの鳥インフルエンザに関するデータは無いはずなのに、ニワトリと同様に検査し、陽性と判断している。それで処分だというのはおかしい」と主張。同席した妻(59)も「病気では一羽も死んでいないのに、なぜ」とほおを紅潮させた。
夫婦は平成8年からウズラの飼育を開始。以前から野鳥などが入らぬよう鶉舎に網を張り、1週間から10日に一度は舎内を消毒していたという。今では約45万羽を育て、一日平均24〜25万個の卵を出荷。しかし県の要請を受け、27日から出荷を止めた。