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【社会】

北のミサイル着弾時 全員集合 神奈川県、発射準備受け通知

2009年2月28日 朝刊

 北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備を受けて神奈川県が、職員や県立高校教員らに、県内にミサイルが着弾した場合、夜間や休日でも全員職場に参集するよう要請していたことが分かった。

 県安全防災局危機管理対策課が二十六日付で、「北朝鮮のミサイル発射への対応体制について」と題する通知を県の各部局に出した。各部局は職員らに職場などで伝えた。

 県教育局が各学校に送った文書では、北朝鮮によるミサイル発射の可能性が報道されている点を指摘。「万が一、県内にミサイルが着弾した場合、夜間・休日を含めて全職員が参集することとなる」と危機管理体制の再確認を求めた。また「他の都道府県に着弾した場合は別途、安全防災局から指示がある」としている。

 通知について、危機管理対策課は「地震などの自然災害時にも全員参集はお願いしている。北朝鮮のミサイルについては最近、報道が多く、切迫性が出てきたと判断した」と話している。

 

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