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女性議員が国会で暴行受けケガ

 ハンナラ党の田麗玉(チョン・ヨオク)議員は27日、国会議事堂本庁舎内で、政治活動などにより逮捕されたり、服役したりした人々の家族団体「民主化実践家族運動協議会」(民家協)メンバーらに集団暴行された。メンバーらは、民主化補償審議委員会が民主化運動だったと規定した釜山・東義大事件について、再審が可能になるよう関連法の改正を推進しているに田議員に対し不満を抱き、同議員に暴力を振るったものとみられている。

 田議員側によると、田議員は同日昼12時50分ごろ、国会議事堂本庁舎1階裏の面会室出入り口から議事堂の外に出たところ、近くにいた民家協・釜山支部代表の68歳の女ら5-6人に顔などを殴られた。この女は1989年に大学生が火炎瓶を投げ、警察官7人が死亡した東義大事件で、火炎瓶投てきなどの容疑で逮捕された大学生(当時)の母親だ。

 この時、田議員に随行員はおらず、一人で議事堂の外に出ようとしていた。すると、田議員は駆け寄ってきた5-6人に取り囲まれ、髪をつかまれ、手やひじで顔を殴られたという。これを目撃した国会警備の警察官らが制止、田議員はやっとのことでこの場を逃れ、国会内にある医務室で応急措置を受け、ソウル市内の順天郷大学病院に入院した。

 田議員側は「暴行中、女は指で田議員の目を突いた」とし、病院側は「最初の診断では、田議員は左目の角膜上皮細胞がはがれ、結膜に出血の症状が見られる。精密検査後、手術が必要かどうか決める」と述べた。

 田議員暴行後、この集団は現場から逃走したが、女は午後2時40分ごろ、国会本庁舎付近の厚生館駐車場で田議員関係者の通報により駆けつけた警察官に身柄を拘束された。

 警察は、この女らが田議員暴行に先立つ同日午前11時ごろ、ソウル市永登浦区堂山洞にある田議員の地元事務所前で記者会見をした後、抗議のため国会に来た約40人の一部である可能性もあるとみており、襲撃が事前に組織的に計画されたたものかどうかを捜査している。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者

イ・ソクホ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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