2009年2月28日 10時6分更新
自動車業界の販売不振で受注が減っている県内の三菱自動車工業系の下請け企業を支援するため、業績が好調な造船関連の企業を取引先として紹介しようという商談会が3月3日に玉野市で開かれることになりました。
この商談会は三菱自動車工業の販売不振で県内に多くある下請け企業の受注が減っていることを受けて業績が好調な造船関連の企業を新たな取引先として紹介し受注を増やしていこうと県や県産業振興財団などが開くものです。
商談会には県内の三菱自動車の下請け企業およそ30社と玉野市にある三井造船玉野事業所の下請け企業4社が参加し、具体的にどのような取り引きが可能かを話し合うということです。
船と自動車の部品は大きさや規格が異なるものがほとんどですが、船の部品をつなぐボルトや船のエンジンを覆うカバーなどは自動車の部品を製造する機械でつくることが可能だということでこれらの部品を発注することを検討するとしています。
県産業振興財団は「今回の取り組みは業績が好調な企業の仕事を業績不振の企業に割るふるいわば異業種間のワークシェアリングであり、ぜひ成功させたい」と話しています。