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サムスン電子が賃金凍結、アジア通貨危機後初

 サムスン電子が経済危機の克服に向け、アジア通貨危機以後では初めて全社員の賃金を凍結し、ボーナスの上限も引き下げる。

 サムスン電子は27日に会社側と労働組合による協議を行い、今年は賃金を凍結し、超過利益分配金(PS)や生産性激励金(PI)を引き下げることなどに合意したことを明らかにした。また超過利益分配金の上限も、従来は各社員の年俸の50%だったのを30%までとし、生産性激励金は毎月の基本給の最大300%だったのを200%に減らすことで合意した。しかし会社側は、今回行われた上限の調整は、あくまで一時的なものであることを明確にしている。

 サムスン電子はアジア通貨危機以後、1999年に一度、賃金の凍結とボーナスの一部返納を行ったことがある。2003年に現在の成果給制度を導入してからは、毎年2月に超過利益配分金、1月と7月に生産性激励金を支払ってきた。

 会社関係者は「子会社もほとんどが賃金の凍結を宣言する予定だ」と述べた。

白剛寧(ペク・カンニョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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