農林中金、5兆円超保有 米政府住宅金融の関連債券農林中央金庫は17日、米政府が緊急支援を表明した政府系住宅金融2社の発行する政府機関債と住宅ローン担保証券を、3月末時点で計約5兆5000億円保有していたことを明らかにした。これまでに判明した国内大手金融機関の保有残高では最大規模。実際に損失が生じる可能性は低いとしている。 保有残高の内訳は、政府機関債が約2兆円、住宅ローン担保証券が約3兆5000億円。2社が発行する債券は「暗黙の政府保証」があるとされ、米国債に近い信用力を持ってきたことから、「確実性が高い資産だ」とみている。 農林中金以外の国内大手金融機関では、2社などが発行する政府機関債や住宅ローン担保証券を、3月末時点で三菱UFJフィナンシャル・グループが約3兆3000億円、日本生命保険が2兆6000億円分保有。 みずほフィナンシャルグループや三井住友フィナンシャルグループ、第一生命保険なども含めると、残高は計13社で約9兆6000億円に達している。
【共同通信】
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