17日午前2時40分ごろ、東京都文京区本郷1の都道で、西宮市上ケ原十番町、会社員、北沢澄男さん(59)が倒れているのを、通りかかったタクシーの運転手が見つけ110番した。北沢さんは頭や腰を強く打っており、間もなく死亡した。腰付近に車と衝突したような跡があり、警視庁本富士署はひき逃げ事件とみて、逃げた車の行方を追っている。
同署の調べでは、現場は片側4車線の見通しの良い直線道路。北沢さんが倒れていたそばには信号機付きの横断歩道があり、横断歩道を渡っている途中にはねられたとみられる。現場にブレーキの跡はなかった。北沢さんは中国・上海での海外勤務から16日、東京に戻り、会合などに出席した後だったという。【古関俊樹】
〔阪神版〕
毎日新聞 2009年2月18日 地方版