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【神奈川】1日限定の“派遣村” 川崎区・稲毛公園に25日2009年2月18日 東京都の日比谷公園で年末年始に開かれた「年越し派遣村」になぞらえ、川崎労働組合総連合などは二十五日、川崎市川崎区宮本町の稲毛公園に非正規労働者らを支援する一日限りの“派遣村”を開設する。「雇用、仕事、暮らしの総合相談村」として、弁護士や社会保険労務士などが相談に乗るほか、炊き出しも実施する。 同組合などでつくる実行委員会によると、当日は公園内にテント十張を設置。常時二十人以上の相談員がテント内で相談にあたるほか、川崎区役所に生活保護や臨時雇用の集団申請を二回行い、行政の援助を求めるという。 運営には「年越し派遣村」にかかわった組合員も参加。日比谷公園では飢えや病気に苦しむ労働者が多かったといい、今回は医師も待機する。 同組合の福本一博事務局次長は「三菱ふそうトラック・バスの派遣切りで、富士見公園でホームレスになった労働者もいる」と指摘。「不況で生活が逼迫(ひっぱく)した労働者のため、可能な限り解決を目指したい」としている。 開設は午前九時半から午後四時半まで。 問い合わせは川崎労連=(電)(211)5164=へ。 (堀祐太郎)
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