【石原知事会見詳報】「東京も（自治体国際化協会）いらないね」　橋下知事に賛同　 (4/4ページ)

　−−１兆６０００億円、整備計画に上がりそうだという報道が出ているが、都がどれくらい負担するのかという具体的な金額は出ているのか。知事としてはどれくらいまで出せると考えるか。

　「いやいや、そんなことよりもね。国家の事業に対する地方の負担の方程式は決まっているわけですから。その精密な工費の予測が出てくれば都は都で準備しなくちゃいかんと思いますけども。ただ全体的に眺めてね、道路問題はゴタゴタし過ぎててね、要するに国交省も予算抱えててもおぞおぞしているからね、国幹会議ひとつそのものが開かないというのはナンセンスな話でね、これは党派の問題じゃなくて、国益というものを考えればね、するべき事業というのは詰めなくちゃいけない。つくるべきものはつくっていかなくちゃいけないんでね。どういうんでしょうね。無駄な道路をつくりすぎてしまったために道路の無駄の余波がきてるけども、やっぱり私は有効性のある道路は優先してつくっていかないといかんと思いますよ。かつて、「金丸小沢時代」にね、アメリカと約束して８年間で４００兆円使いますよって、とにかく夜は動物しか通らないみたいな道路があちこちにできたけど、そんなものに比べればね、これは何もわがことだからいうわけじゃないけど、東京の外環道路というのは、当然、つまり、首都として備えていかないといけない絶対必要条件でしょう。それがそうなってこなかったんだから、これを保証するというのは当然のことだと思いますよ」

　−−都として数千億円の負担ができるということか。

　「そらそうですね、もちろん。それから上がる経済効果をみれば、十分ペイするものだと思いますよ。国家全体にとって考えれば」