27日午後1時10分ごろ、数学者で社会評論でも知られる京都大名誉教授の森毅さん(81)=京都府八幡市西山和気=から、「やけどをしたので来てほしい」と119番通報があった。救急車が森さんの自宅に駆けつけたところ、森さんは腕や胸、背中に大やけどを負っており、大阪府枚方市内の病院に運ばれた。意識ははっきりしていたという。
八幡市消防本部などによると、森さんは1人でフライパンを使って昼食を作っていたといい、服にコンロの火が燃え移ったらしい。森さんの妻は数年前に東京都内の病院に入院しており、森さんは京都で一人暮らしをし、東京と行き来していた。
森さんは、「ものぐさのすすめ」(筑摩書房)など著書も多く、教育分野での活発な発言で知られる。