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【三重】

女性観光客をすりから守れ 伊勢署女性署員「巫隊」を結成

2009年2月27日

増加するすり被害を防止するため警戒するISE巫隊=伊勢市の伊勢神宮内宮前のおはらい町で

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 伊勢署は26日、管内で増加する女性観光客らを狙ったすりに対する犯罪防止と摘発のため、同署の女性警察官11人による「ISE巫(かんなぎ)隊」を結成した。

 管内の昨年のすり被害は27件115万円で、前年の約2・5倍。うち19件の被害者が女性だった。今年もすでに3件(いずれも女性)118万円の被害があった。大半が観光客らが集中する伊勢市の伊勢神宮内宮前のおはらい町付近で発生している。

 部隊は刑事、生活安全、交通、地域課の若手やベテランで構成。11人は長沢康博署長から指名書を受け取った後、専用の腕章を着け、同町と近鉄宇治山田駅周辺で警戒活動にあたった。

 同町では、手提げかばんを持った女性客らに「すりに狙われないよう財布が見えないように」などと注意を喚起。結城美重子巡査部長は「観光客に笑顔で帰っていただけるよう、精いっぱい頑張りたい」と話した。

 今後、定期的にすりだけでなく置引、自転車盗の防止や少年補導活動も展開する。

 (谷知佳)

 

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