岡山放送局

2009年2月27日 14時21分更新

三菱自下請け 融資相談会


三菱自動車工業の販売不振によって受注が減っている岡山県内の下請け企業を対象にした融資の相談会が26日、岡山県総社市で開かれました。

この相談会は、岡山県産業振興財団などが、企業の資金繰りが厳しさを増す年度末を前に県内に多く集まる三菱自動車工業の下請け企業を支援しようと開いたもので、総社市や倉敷市などから19社が参加しました。

参加した企業の社長らは、日本政策金融公庫や商工組合中央金庫などの融資担当者に、当面の運転資金を確保する方法や、どうしたら返済期間を延長することができるかなどを相談していました。

相談を受けた担当者は、国が中小企業を支援するため新たに設けた融資制度の内容や融資を受けるための条件などを説明していました。

総社市の部品メーカーの社長は「新しい融資制度があることを教えてもらえたのでぜひ利用したい」と話していました。

参加した下請け企業によりますと、三菱自動車の販売不振の影響でことしに入ってからの売り上げは以前の半分以下に減っているということで、県産業振興財団では、今後も下請け企業などを対象とした相談会を開きたいとしています。