岡山放送局

2009年2月27日 14時21分更新

知事「基金の積み立て直しを」

岡山県議会は26日から各会派による代表質問が始まりました。

石井知事は、来年度の予算案の編成で収支不足を補うため、貯金にあたる「基金」を取り崩し、ほぼ使い果たしたことについて今後、基金を積み立て直して本来の目的である災害時の対応などに使いたいという考えを示しました。

岡山県議会は26日から各会派による代表質問が始まり、午後は民主・県民クラブの議員が質問にたちました。

このなかで、議員は、県が来年度の予算案の編成で収支不足を補うため貯金にあたる基金を取り崩した結果、基金がほぼ底をついたことについて県の見解をただしました。

これに対して石井知事は「収支不足の穴埋めなどのため安易に基金を取り崩すことは慎むべきだと考えている」と述べたうえで、これから少しずつ基金を積み立て直し、本来の目的である景気対策や災害時の対応などに使いたいという考えを示しました。

そのうえで積み立てにあてる収入を確保するため、税金を滞納している人に対する徴収の強化や、県の施設の名前を自由につけられる権利、「命名権」を企業に販売するなどの取り組みを進める考えを示しました。