●企業動向
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鮮度保持印刷で吉田印刷所が大賞 ハイデル・エコ・プリンティング・アワード
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ドイツ印刷機器メーカーのハイデルベルグ社が創設した「ハイデルベルグ・エコ・プリンティング・アワード」の第1回表彰において、吉田印刷所(新潟県五泉市、吉田和久社長)が「革新的ソリューション」部門の大賞を受賞した。表彰式は今年3月20日にドイツで行われ、吉田印刷所には賞状と賞金2万ユーロが贈られる。 「ハイデルベルグ・エコ・プリンティング・アワード」は、世界各国の印刷会社を対象として、環境面で革新的かつ卓越した実績を達成した企業を表彰する制度。表彰内容は、環境経営および革新的ソリューションの2部門の大賞である。 第1回には、2008年6−8月に13カ国の印刷会社52社が応募。この結果、環境経営部門の対象をカナダのヘムロック社、革新的ソリューション部門の大賞を吉田印刷所が受賞。 吉田印刷所の吉田和久社長は1月29日、東京・東品川のハイデルベルグ・ジャパンの本社で記者会見し「印刷業界の常識を覆す『フレッシュプリント』(鮮度保持印刷)が評価された」と、受賞の喜びを語った。 「フレッシュプリント」は(1)複数回に分けての発注で、印刷の弱点であった情報更新を可能にし、常に新しい内容に改訂できる(2)発注数の調整を使用段階で行えるので、予測のズレを最小限に抑えられる(3)年間契約による単価算出で1年間同じ単価で仕入れられ、コスト計算がより正確で容易になる(4)一括発注による大量保管の在庫スペースが不要になる−などが特徴。 なお、第2回「ハイデルベルグ・エコ・プリンティング・アワード」は、2010年に表彰対象印刷会社を募集する予定だ。 (紙之新聞 2月9日)
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