●団体動向
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JGAS06 ソフト重視の指向追及 シオザワ、三菱製紙も出展
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「見つめ直そう”印刷”、新たな発見、そしてビジネスチャンスへ」− コラボレーションを通じ、高効率生産システムに迫る − をテーマに「JGAS2006」が14日から16日までの3日間、東京都豊島区東池袋の「サンシャインシティ・コンベンションセンター」で開催された。 出展規模は128社・団体で522小間。印刷の役割をアピールして印刷業界の社会的地位の工場と業界発展を目指すとする今展示会は、従来のハード系主体からシステムやノウハウの紹介を中心にソフト重視の指向を追求、ベンダー展示エリアではメーカー・ディーラーが各社独自のソリューションを提案した。 紙業関連ではシオザワが素材の紙の違いによる色再現性が確認できるツール「フィール・ザ・ディファレンス」、三菱製紙がCTPおよびIJプルーフ、IJ用紙、ムサシや山櫻が名刺・はがき・封筒などのプリンターを紹介した。 出展各企業から3日間を通して自主的なオープンセミナーが開催され、14日午後2時から2時40分まで、東洋インキ製造とシオザワによる「紙とインキのコラボレーション」が行われ、シオザワの秋山幸子・取締役営業本部長が紙の活かし方を講演した。 展示会のため特別に設けられた「印刷ビジネス交流展」では東印工組・全印工連から、三美印刷、明祥印刷、木元省美堂、近藤印刷、荏原印刷、金羊社、印刷OEM研究所、東印工組。 東京グラッフィクス・ジャグラから新日本企画、プリプレスセンター、小松総合印刷、吉田印刷所、インフォマーク、デジタルストリームス、大廣社、エキスパートスタッフ、東京グラフィック文京支部、東京グラフィックス+ジャグラス。GC東京・GCJ、東京都製本工業組合、日本プリンティングアカデミー、東京都印刷産業政治連盟など主催4団体の組合員企業を中心に教育機関、印刷関連団体も出展した。 オープニングの後、日本印刷産業連合会グリーンプリンティング工場認定式が行われ、畠山惇専務理事が24工場の担当者に授与した。 イベント企画のうち7つの公式セミナーが行われ、初日の文化講演会では「今の政治経済をどう読む」の演題で情報誌『インサイダー』やオンライン週刊誌『東京万華鏡』代表編集長の高野孟氏が、「自民党では小泉さんが最後の”切り札”だった。派閥の力関係が効かない安倍政権が決まっていて盛り上がらない。何が何でも政権をとる民主党の小沢政権が迫っている」と講演した。 参加者は3日間を通じて4万1014人。会場が多少手狭であったこと、JGASの名称で行うのは最後であることから主催者は練り直す意向を示している。 (紙之新聞 9月21日)
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