点滴をさすということ
テーマ:医療点滴をさすということを『ルートを確保する』なんて言ったりします。
太い血管、細い血管、もろい血管、硬い血管、動く血管・・・いろいろあります。
当然、刺される側の患者さんもいろいろいらっしゃいます
ニコニコしている人、じっと見つめてくる人、あっちを向いている人、凄んでくる人、『絶対に一回で入れて
研修医になりたての時は、患者さんのルート確保が、患者さんに侵襲を加える一番始めになります。
点滴一本とるだけで汗だくになったものです・・・。
さすがに今では、点滴ルートをとることにプレッシャーなんて感じることもなくなったりもしましたが、それでもプレッシャーがかかる時もあったりします。
マジで血管ってヤツは、入らない時はやっぱり入らないもんです
そこで、点滴を刺される患者さんになる予定がある方に一言言っておきたいことがあります。
これからルートをとろうとしてる医師、看護師には『絶対に一回で入れて
ただでさえプレッシャーになります
そして、何回か外れてしまった時は優しくこう言ってあげてください。
『人を替えてやってみたら
ルートをとる人を替えると、サクッと点滴が入ることが多いです。
失敗すると、どんどんプレッシャーが強くなって頭に血が上がって更にルートがとれなくなってしまうからです
ルートがとれなくて困っている人に『人を替えて
プレッシャーをはねのけて仕事が出来る人のことをプロフェッショナルと言います
ルート確保のプロフェッショナルへの道は険しいのです
たかがルート確保、されどルート確保といわれる由縁だったりもします・・・。
■いつぞやは
一回で決めてほしい!と言ったことありましたね。
人を代えてといえばよいのですね。
ありがとうございました。