1999年02月27日
第479話「運命の大学受験XI」
テーマ:運命の大学受験高校生編非公開部分 及び 美沙最終章『天使の唄』が
電子書籍で閲覧が可能になりました~♪
こちからご覧くださいませ。
【外伝シリーズ】
浅井武勇伝 / さくら雪(美沙)
BGM(PC限定)
。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜
「お願い…
せんせぇの家に泊めてください…」
( ゚з゚):;*.':;ぶっ
「な、な、な、な、な…
なに言ってんだよーっ!!(汗)
こんなときに冗談も
ほどほどにしとけよ?!
(゚Д゚≡゚Д゚) 」
なにを言い出すかとおもいきや…
ホントこのバカ娘、意味不明だっつうの…(大汗)
冷や汗たらしまくりのオッサンが、
ギリギリのところで理性を保ってそう言うと、
静香ちゃん、すっごく怒った顔になりまして…
「私、冗談なんか言ってない。
本気の本気だもん。
本気でせんせぇの家に泊めてもらうつもりで
ここにきたもんだん」
と、ムキになっております。
そんな『子供』の彼女に、オッサン、
ここは『大人』としての威厳を見せ付けるべく、
冷静に言ってやりましたぜ。
えっへん♪
「なに言ってんだよ。
今、ご両親がどんだけお前のこと
心配しているのか分かってんのか?
くだらないこと言ってないで、
さっさと家に帰れよ、バーカ」
よっしゃー、言ってやったぜ。
俺だってな、いい加減学習しますよ。
静香ちゃんが俺の家にお泊り?
うわ~どうしよう~、どきどき~。
…な~んて、いちいち18の小娘の戯言に
弄ばれてたまるかっつうのっ!!!
いつまでも優柔不断なオッサンやってられっか。
静香の誘惑を見事に撥ね退け、
嗚呼、俺も『大人』になったなぁ。
と感慨深く浸っていると…
「いやいやっ!!
私、絶対帰らないっ!!」
またしてもキスしてきやがった~(大汗)
ヽ(;´Д`)ノ
って、アンタ、ソンナニグリグリ、カラダヲチカヅケナイデヨー。
なんて言ってる場合じゃなくてーっ!!
(;゚皿゚)
ハァハァ…
あ、危ないとこだった。
ギリギリで我に戻りました…(汗)
ぴったりと俺にくっついている彼女の身体を
ちょっと強引に離し、
「だから、そういうのやめろって言ってんだよっ!!」
少しキツめに言うと…
びくっと身体を振るわせる静香ちゃん。
あ、やばっ(汗)
静香ちゃんを怖がらせちゃったかしら…
とちょっと後悔しつつも…(おいっ)
「あのな、お前だって分かってんだろ?
お前を今、泊めたりしたら、
それこそご両親の信用を失ってしまうだろうが。
分かってんのかよ」
と説教しかけたところ…
「せんせぇ…
私の結果聞いたよね…?」
ポツリと呟くわけで…
結果…
もちろん、それが、A大学の結果…
つまり、第1希望の大学の合否の結果を
指していることはすぐに分かりました…(汗)
「ま、まぁ…一応…
お母さんから聞いたよ…」
と、申し訳なさそうに頷くと…
静香は…
「私、ダメだったんよ?
第一希望ダメだったんだよ?
お父さんとの約束守れなかったんだよ?」
少し涙ぐんだ口調になったわけであり…
そして…
「これがどういう意味か分かってる?
せんせぇ、お父さんとの約束覚えてるよね?」
う・・・Σ( ̄⊥ ̄|||)
そ、それは…(汗)
オッサンが答えに窮していると、
「私たち、交際を認めてもらえないんだよ?
もうどうあがいたったって、
私たち、別れるしかないってことなんだよ?
今さら、親からの信頼なんて全然意味ないんだよ?
せんせぇ、分かってるの?!」
な、なんだか…
何回説明しても、理解することが出来ずに、
先生に怒られている出来の悪い生徒になった気分デス…(大汗)
静香ちゃんは…
ハァ、とため息をついたあと、
「せんせぇ…
それでいいと思ってる?」
と、聞いてきました…
そ、そんなの…
いいわけねぇだろうが。
そんなこと聞かれるまでもねぇんだよ。
お前と別れたいわけ、ないじゃねぇかよ。
俺にとってお前は宝物なんだ。
お前がいないと、俺は…
生きているって実感を得られないんだ。
お前がいてこその人生なんだ。
俺にとってお前は…
身体の一部っていうか、
心臓や肺とか同じぐらいなくてはならない、
大切な大切なピースなんだ。
だけど…
だからって…
これは、俺とお父様との男の約束。
無理を言って聞き入れてもらった、
お父様からのチャンスだった。
あのとき…
文化祭のとき…
ご両親からしてみれば
俺にチャンスを与える必要なんてなかった。
「お前なんか出て行け」
それだけですんだはずなのに…
俺の無理な願いを聞き入れて、
くれなくてもいいチャンスをくれたのはご両親なんだ。
それを…
ないがしろに出来るわけ…ないじゃないか…
なんて言っていいのか分からなくて
黙っているしかなかった俺に、
どうやら業を煮やしたらしい静香ちゃん。
「私、決めたんだ」
と、宣言いたしました。
ん???
なに言ってんだ、コイツ…
無言のまま彼女のほうを見ると、
「もうこれしかないと思う。
せんせぇ、作ろうよ」
「は? 作る? なにを?」
「そんなの決まってるじゃん。
私たちの赤ちゃんだよ」
「え………」
ハァ~~~?!
∑(〇Д◎ノ)ノ
「もうそれしかないと思う。
子供が出来れば、
お父さんだって交際を認めるしかないもん」
「………」
放心状態のオッサンは
プチパニック状態でぼけ~っとしたまま、
返事を返せないでいたんですが、
静香ちゃんは、そんなこと気に留める様子もなく、
「どうせ私、大学全滅だしね。
せんせぇと別れさせられて、
浪人してまで大学なんか行きたくないもん」
独り言を続けておりマス…(汗)
そんでもって、
さらにこの浮かれポンチが言います。
「せんせぇの子供だったら、
絶対可愛い子が生まれてくると思うんだぁ♪
ね? そう思わない?」
大学受験全滅という大ピンチにありながら、
この浮かれまくりのバカ娘を目の前にして…
オッサンは…
静香が抱えた可愛い可愛い赤ちゃんに、
ニタ~っと気味の悪い笑顔を浮かべながら
ガラガラをふる姿を思い浮かべておりました…(おいっ)
次回も…
24時間期間限定公開です!!
あと数回で24時間も終了デス。
もうちょっとだけお付き合いしてネ。
【問題】
静香ちゃんが言いました。
「それでね、せんせぇ、お願いがあるの」
「えっ?!」ドキドキするオッサンに向って、
「わたしね、わたし…」
ご協力お願いしま~す♪
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