強制退去処分を受けた日本生まれのフィリピン人、カルデロン・のり子さん(13)=埼玉県蕨市立中一年=ら家族三人が二十七日、一時滞在を認めた仮放免期限を迎え、父アランさん(36)と母サラさん(38)が同日午前、東京入国管理局に出頭した。
アランさんらは家族三人の在留特別許可を認めるよう求めるが、入管側は既に、のり子さんだけなら許可できることを伝えた上で、両親に帰国日を決めるよう要請している。
サラさんは一九九二年、アランさんは九三年に、それぞれ他人名義のパスポートで入国。のり子さんは九五年に日本で生まれた。二〇〇六年に不法滞在が発覚、強制退去処分を受け、処分取り消しを求めた訴訟も昨年九月に敗訴が確定した。
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