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サムスン経済研「韓国はデフレに陥る可能性低い」

 サムスン経済研究所は26日、韓国は米国と異なり、景気低迷と同時に物価が下落するデフレに陥る可能性は低いとの見方を示した。

 同研究所は「韓国経済のデフレ進入可能性診断」と題した報告書で、「米国の場合は資産価値の下落と景気低迷が継続すれば、資金が回らない流動性のわなやデフレに陥る可能性が高いが、韓国は事情が異なる」と指摘した。その根拠としては、韓国銀行が物価管理の目標としているコア物価上昇率が高い点を挙げた。農産物・石油類など価格変動が大きい品目を除いたコア物価上昇率は今年1月に5.2%を記録した。また、企業と家庭の現金保有性向も懸念するほど高くないため、流動性のわなに陥る危険水準にはないとした。

クム・ウォンソプ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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