2009年2月26日 21時25分更新
玄海原発などで計画されている「プルサーマル」の実施に向けて、専用の核燃料を海外から輸送するのに必要な国土交通省の安全確認が終わり、早ければ来月上旬にも燃料の海上輸送が始まる見通しとなりました。
「プルサーマル」は、原子力発電所の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムをウランと混ぜて一般の原発で燃やすもので、玄海原発など全国の8つの電力会社が実施に向けた具体的な計画を明らかにしています。
このうち地元の自治体が受け入れを表明するなど最も手続きが進んでいる九州電力の玄海原発、中部電力の浜岡原発と、それに四国電力の伊方原発について、国土交通省は、26日、各電力会社から申請が出されていたフランスから核燃料を輸送するのに必要な安全確認を終えたとして、確認証を交付しました。
これで国側の手続きはほぼ終わり、関係者によりますと、早ければ来月上旬にも輸送が始まる見通しです。
プルトニウムを含んだ核燃料の海上輸送は7年ぶりで、2隻の武装した輸送船を使って行われることになっています。
しかし、核物質の輸送に関する情報の公開は制限されており、各電力会社は、出発日やルートなどは事前に明らかにせず、出港の翌日に公表するとしています。
輸送には2か月程度かかるとみられ、順調に作業が進めば、年内にも、国内で初めてのプルサーマルが始まる見通しです。