セブン&アイ・ホールディングスは26日、傘下のそごう心斎橋本店(大阪市、店舗面積4万平方メートル)をJ・フロントリテイリング傘下の大丸へ売却すると発表した。売却額は379億1000万円。メガ百貨店同士の大型店売買は初めて。
そごう心斎橋本店の年商は440億円(2008年2月期)。そごうは8月末をメドに同店を閉鎖し、その後、大丸へ引き渡す。大丸は隣接地に持つ大丸心斎橋店とあわせて約7万8000平方メートルを一体的に運営することで、大阪地区での競争力を高める。
セブン&アイは傘下に百貨店事業を担うミレニアムリテイリング(そごう・西武百貨店)を持ち、全国に28店舗ある。メガ百貨店の中では相対的に店舗数が多く、最近の消費不振を受け、不採算店の整理で経営効率をあげる。(15:08)