(cache) ミクロネシアの小さな島・ヤップより : タカセ貝漁終了＆七三一部隊のことなど

今回はタカセ貝の資源コントロールが始まって以来はじめて複数のバイヤーを受け入れる形となり、いろいろ物議を呼んでいる。結局、参入したバイヤーは韓国人2人だけだったが、実は他のローカル企業と提携して、ある日本人バイヤーも参入を考えていたのだそうだ。口開けのアナウンスの仕方とか、手続きとかを巡って、いろいろな賭け聞きがあった模様。伝統的な事項の判断についてはヤップ州政府より上位に置かれている伝統リーダーシップ会議のメンバーが一方のバイヤーの後ろ盾についたのが、フェアな競争を阻害した原因だという苦情がくすぶっている。タカセ貝漁に限らず、現在の「弱い政府」と「強いローカル・ポリティクス」は、このまま今年末の州知事＆州議会議員選挙までなだれ込むだろう。いやはや、どこでも政治の世界は一緒です。

◆8月1日21時52分現在のヤップ気象データ
天候：　曇
風向：　西北西
風力：　5ノット
気圧：　1006hPa
湿度：　88％
気温：　26.4℃
過去２４時間の最高気温：　30.0℃
過去２４時間の最低気温：　20.6℃
（注）「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

◆七三一部隊のことをもっと知ろう！
７月２１日にＴＢＳがイブニングファイブで放送した７３１部隊に関する特集の冒頭で、移動中のカメラが約３秒間（わたしにはもっと短く思えたが）安倍晋三のポスター・パネルを映したことで、晋（壷）三がキャンキャン噛みつき、ネットウヨの壷信奉者たちがインターネット署名運動まで展開しているという。

ここでも書いたが、何の虫の知らせか、「壷三の画が出てるの変だ」というニュースが入った直後、わたしは電話回線接続の身には重過ぎる動画をわざわざ降ろして見ることができた。後にこんな騒ぎになるとも知らず、ふ～んと思って、見たあと動画を消しちゃったのは残念至極。

その後ニュースの流れを追っていくうち、２つのことを確信するようになった。
ひとつは、マスゴミの中にも、この状況をなんとかしたいとあがいている（その方法はどうであれ）良心的な人間が残っているのかも－という希望的観測。
もうひとつは、今回の逆サブリミナル効果とでもいえそうな手法でも使わなければ、７３１部隊が中国大陸で犯していた膨大な数の生体実験＝殺人の事実と、それが戦後ただちに闇に葬られていく経緯に安倍晋（壷）三のじいさん岸信介が深くかかわり、それが戦後から今にいたるまでニホンの政治を覆っている底なしの闇であることを、描けなかったのだろう－ということ。もしこの番組が正攻法で岸信介に言及していたら、去年のＮＨＫの例のように、まともな形での放映はできなかっただろう。ことほど左様に、今のニホンの言論・思想統制は進んでいるのだ。

この番組が、ＴＢＳが言うように本当にミスで壷三の顔を映しだしてしまったのか、番組制作者の良心による意図的なものか、あるいは安倍壷三一派のドス黒い意図によるものか、永遠にわからないだろうし、それはそれでダーク・ゾーンに置いておいて良いと思う。われわれニホンの良心を守ろうとするものにとって今大事なのは、この番組と一連の成り行きから、はっきり見え始めた戦後の闇＝７３１部隊＝岸信介＝安倍晋（壷）三の構図を、しっかり「知る」ことだろう。

そのためには、わたしを含めて多くのニホン人の目から遠ざけられていた７３１部隊の真相を、もっと知る努力をしなければならない。そういう意味で、わたしは

カナダde日本語「七三一部隊元隊員証言記録など」

に感謝する。ＡｂＥｎｄな方々は既にお読みになっていると思うが、このブログには広範囲な関心をお持ちの方も訪れてくださっているので、「カナダde日本語」の美爾依さんが上記サイトで紹介されているこのサイトを、ここでも紹介したい。

七三一部隊元隊員証言記録

美爾依さんの解説：
内科医でいらっしゃるDr.山本の患者さんの中に元731部隊の少年隊の隊員がいてその方との約７時間におよぶ対話の記録（1991年9月）。

元隊員の淡々とした語りによって明らかになる「事実」は、どんな小説や二次資料よりも重い。軽い気持ちで導入部分から読み始めたわたしは、やがてパソコン画面に目がフリーズしている自分を発見した。あくまでも淡々としたペースで続く長い記録であるが、どうしても途中で読むのをやめることができなかった。ひとりでも多くの人に読んで欲しいー戦争というものを「加害者の立場で」追体験するために。

その他、こちらも美爾依さんの労作だ。

カナダde日本語「昭和天皇が嫌っていた松岡洋右と安倍晋三は親戚だった！そして岸信介がＡ級戦犯不起訴になった本当の理由。」

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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