【09年度1次補正】
――総理、きょうの予算委員会で、追加経済対策について「予算が通った段階で、どのような経済状況になっているか、真剣に考えないといけない」と言った。09年度1次補正など具体策の検討を与党側に指示する考えはあるか。
「いまの段階じゃありません」
――ただ、この話に関しては、政府のスポークスマンたる河村官房長官が、経済分析したうえでと前置きつきで、「政府として何ができるか考えることが必要な時点にきている」と発言しているが、それでも……。
「それは人によって、いろいろご意見があるんだと思いますし、いまの経済状況を考えれば、いろいろなご意見があるというのが、わからんわけではありません。そういう、いろいろ意見があるのは、わからんわけではありません。ただし、いま、まだ予算は衆議院を通過していませんし、これから参議院でも予算はありますし、そういった段階で、いまの段階で、政府でというような段階ではないと思います」
――では、河村長官のは個人の意見であると?
「そうだと思いますね。政府として考えているということはない。そういう、私はいま、政府として考える立場で言えば、政府として考える段階ではない。そう思います」
――明日、予算案が衆議院を通過する見通しだが、これについての受け止めと、これを機に反麻生の動きが加速するのではないかという見方もあるが。
「予定通り衆議院が通るということは、少なくとも年度内に予算が仕上がる確率が高くなったということですから、我々としては、4月1日から、我々のかねてからの懸案だった予算が実行できることになるというのは、大変喜ばしいことだと思っています。あの、反麻生の話って、いま、参議院もありますし、関連法案も残っていますんで、私としては、その、成立に全力を挙げていくことだと思います」