【ワシントン・ポスト紙のインタビュー】
――総理がワシントン・ポストのインタビューで答えた話だが、ブッシュ政権の対北朝鮮政策について、「核計画の検証問題があいまいなまま対話しようとする傾向があった」という趣旨の発言をしている。
「ああ、それは事実です。昨年の10月でしたかね、確か、あれは。電話をして、検証の確認をきちんとしないまんま、対話を開始するというのは、あとあと良いことはないと。だから、きちんと検証すべきだという話は電話でしました。本人もそれは認めてましたから、それは事実です」
――それはブッシュ大統領に対して?
「はい、そうです。だからその話は事実。ワシントン・ポストは正しい」
――当時、ブッシュ政権側に懸念はちゃんと伝えていたと。
「当然です」
【在日米軍】
――民主党の小沢代表は在日米軍再編に関連して、「軍事戦略的にアメリカの極東におけるプレゼンスは第7艦隊だけで十分だ」という発言をしている。これをどう考えるか。
「え? ちょっと、もう1回言って。第7艦隊だけでいい? ちょっと詳しく知らないんだ。それ聞いていないんで、ちょっと、あなたの話だけ聞いてると、はめられているかもしれないからね」
――将来的に……。
「うん」
――極東地域は第7艦隊だけいれば十分だと。