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地元の元統括秘書が競走馬売買で大モメ

 ヘベレケ会見で世界中に醜態をさらし、大臣辞任に追い込まれた中川昭一前財務相に、新たな火種がボッ発だ。地元の元統括秘書と競走馬の牧場主が交わした馬の売買約束が大騒動に発展、訴訟沙汰になっているのだ。

 森進一の大ヒット曲で知られる襟裳岬から北に50キロの北海道・浦河町。競馬ファンなら知る人ぞ知る競走馬の産地だ。町内のある牧場に電話が入ったのは、06年初めだった。牧場主(55)が言う。

「内容は『中川前財務相(当時は党政調会長)の統括秘書がJRA理事に会いたがっている。紹介してくれたら、(秘書は)競走馬6頭を1億円で買う』という話でした。早速、帯広市の中川事務所などで秘書と面会して約束を確認し、ひとりの理事を紹介しました。1カ月後に1頭を引き渡し、1000万円が振り込まれたのですが、残りの馬の買い取りと、残金を払う約束がウヤムヤにされてしまったのです。競走馬は“旬”が過ぎると買い手がつかない。中川氏にも説明を求める手紙を出したのですが、返事はありませんでした」

 統括秘書は、地元を取り仕切る役割だ。経産省や農水省の大臣だった中川の代理として、地元自治体の式典であいさつしたことも度々ある。だが、この秘書は07年9月に事務所を退職。そして、1年も経った昨年末に突然、あろうことか牧場主を「詐欺」で訴えてきたのだ。

「訴状の内容は、売買契約はないとか、馬の血統はニセモノだとか言いがかりばかり。こちらには証人もいるし、必ず勝訴しますよ」(牧場主)

 強気の牧場主に対し、原告の元秘書は「うーん」と意味不明な釈明。帯広の中川事務所も「コメントしようがない」。

 ちなみに元秘書が買った馬はその後、育成料が払えなくなり、デビューすることなく殺処分になった。

「牧場主として悔しい限り。この処分は、競走馬界では決して許されません」(牧場主)

 かつての懐刀が起こしたトラブルに、中川本人は「隣の選挙区だ」とシラを切っていられるのか――。

(日刊ゲンダイ2009年2月23日掲載)


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中川昭一  JRA  詐欺  森進一  競馬  
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