【2009年02月26日06時01分 更新】


1.OKI陸上部が廃部へ
 (02/26 05:58)

宮崎が誇る名門チームが、不況のため、姿を消すことになりました。清武町にあるOKI陸上競技部が、会社の経営悪化を理由に、3月末をもって廃部することになりました。沖電気工業の発表によりますと、「世界的な景気の悪化で、企業体力的に陸上部の活動は難しいと判断した」として、3月31日をもって、陸上部の廃部を決めたということです。OKI陸上競技部は、昭和61年、宮崎沖電気陸上部として発足。廣島日出国監督のもと、平成8年から全日本実業団女子駅伝で2連覇を達成するなど、国内屈指の陸上女子実業チームとして、一時代を築きました。また、アトランタとシドニーオリンピックに出場した川上優子選手など、国内トップの選手も輩出し、陸上王国宮崎のチームとして県民にも愛されてきました。平成14年からは、谷口浩美氏が監督を務めましたが、去年4月には、新原保徳監督が就任、現在は、6人の選手が所属しています。沖電気では、所属選手について、「新たに移籍先を探すか、移籍しない場合は、OKIグループで雇用する」としています。(一方、廃部の決定にこの人は・・・)(東国原知事)「残念です。この景気低迷の折、致し方ないのかなと、企業判断なのかなと思うけど、走るファンとしては非常に残念です。」OKI陸上競技部は、現在、国内で合宿を行っていて、3月15日に山口県で開かれる、全日本実業団ハーフマラソンが、チームとして最後のレースとなります。


2.日南休日夜間救急センター平日も運用へ
 (02/26 05:58)

県立日南病院の負担軽減を図ろうと、県南2市2町は、7月から、日南市休日夜間急病センターの内科の診察を、平日も行うことを決めました。県南の医療を巡っては、県立日南病院の小児科医が、宮崎大学に引き上げる予定でしたが、地元の要望もあって、派遣が1年延長されています。しかし、来年度以降、医師が派遣されるかどうかは不透明なことから、日南市など県南2市2町は、今回、急病センターの運用拡大で、日南病院の負担軽減を図ることにしました。それによりますと、急病センターは、現在、内科と小児科で、日曜と祝日の午後7時から10時半まで診療が行われていますが、7月からは、内科に限って、同じ時間帯で、平日にも診療を行うということです。これにより、急病センターは、1年365日運用されることになります。運用拡大については、すでに地元医師会の合意も得ていて、看護師の配置などについて最終的な協議に入っています。日南市では、3月末の合併後に開かれる議会に、運用拡大に必要な予算、約3000万円を提案することにしています。


3.一木裁判官 わいせつ容疑認める供述
 (02/26 05:58)

高速バスの中で、女子短大生の下半身を触ったとして、準強制わいせつの現行犯で逮捕された裁判官が、警察などの取り調べに対し、容疑を認める供述を始めたことが分かりました。捕まったのは、福岡高等裁判所宮崎支部の判事、一木泰造容疑者52歳です。警察の調べによりますと、一木容疑者は、2月8日の夜、福岡から宮崎に向かう高速バスの中で、隣で寝ていた19歳の女子短大生のズボンの中に手を入れ、直接、下半身を触った疑いが持たれています。一木容疑者は、これまで、下半身を触ったことについて、容疑を否認していましたが、警察などのその後の取り調べに対し、「周囲に迷惑をかけたくなかった」などと話し、容疑を認める供述を始めたということです。警察は、高速バスの乗客から話を聞くなどして、容疑の裏付けを進めています。


4.国公立大で二次試験始まる
 (02/26 05:59)

国公立大学二次試験の前期日程が、25日から始まりました。県内で前期日程試験が行われたのは、宮崎大学と宮崎公立大学、それに、県立看護大学です。このうち、宮崎大学には、朝早くから多くの受験生が集まり、教室で、試験監督が注意事項を読み上げると、緊張した様子で耳を傾けていました。宮崎大学の前期日程には、すべての学科を合わせて、去年より100人余り少ない、2013人が志願していて、大学ごとの前期試験の平均志願倍率は、宮崎大学が3.5倍、宮崎公立大学が4.1倍、県立看護大学が3.4倍となっています。前期日程の合格者は、宮崎公立大学が、3月5日、宮崎大学と県立看護大学が3月6日に発表されます。一方、後期日程は、3月12日に行われます。


5.県議会代表質問
 (02/26 05:59)

東国原知事は、「エコクリーンプラザみやざき」の運営方法について、公社ではなく、一部事務組合方式なども検討していきたいとの考えを示しました。これは、25日の県議会の代表質問で答えたもので、東国原知事は、「県と市町村の役割分担を明確にする必要がある」とした上で「一部事務組合方式などを含め、どのような組織体制にすべきか、公社や市町村などと十分協議していきたい」と述べました。一部事務組合は、関係自治体が共同で設置する組合のことで、導入されれば、自治体が運営主体となります。


6.地デジ普及を!受信環境説明会
 (02/26 05:59)

地上デジタル放送の完全移行に備えようと、宮崎市で、受信環境説明会が開かれました。これは、集合住宅のオーナーなどを対象に、総務省九州総合通信局が開いたもので、地上デジタル放送の受信に必要な機材について説明がありました。テレビのアナログ放送は、2011年7月24日までに終了し、地上デジタル放送に完全移行します。


7.交通安全功労者等表彰式
 (02/26 06:00)

交通安全の普及や啓発に取り組む団体や個人を称えようと、宮崎市では、25日、交通安全功労者の表彰式が行われました。表彰されたのは、ボランティア活動を通じて、交通安全の普及啓発に努めた宮崎市の主婦、鈴木乃寿佳さんと、JA共済連宮崎で、宮崎北交通安全協会を代表して、宮崎北警察署の谷口数雄署長から、感謝状が贈られました。このうち、JA共済連宮崎は、平成5年から、全ての職員が交代で、毎朝、登校中の小中学生に交通安全を指導していて、継続的な取り組みが評価されました。JA共済連宮崎では、「職員が気持ちを一つにして、これからも、交通安全運動に取り組んでいきたい」としています。


8.オキナワキノボリトカゲ駆除予備実験へ
 (02/26 06:00)

沖縄・奄美地方に生息し、国のレッドデータブックで、絶滅危惧種に登録されているオキナワキノボリトカゲが、日南市で自然繁殖している問題で、この夏にも、駆除に向けた捕獲実験が行われることになりました。これは、地域住民や学識経験者でつくる、対策委員会で決まったものです。日南市役所で開かれた24日夜の会合では、「油津港近くにある津の峯の山中で、去年4月から今年1月にかけ、オキナワキノボリトカゲを延べ176頭を発見し、80頭を捕獲した」と、調査結果が報告されました。委員会では、これまで、拡散防止を重点に対策を検討してきましたが、封じ込めには限界もあるとして、予備実験の実施を決めたものです。実験は、現地の一部地域で、7月から9月の間で、最低1か月以上行われ、粘着性のトラップやペットボトルを利用して、トカゲを捕獲することにしていて、委員会では、実験結果をもとに、駆除の方針を決定します。


9.日米共同訓練に抗議集会
 (02/26 06:01)

新富町の新田原基地で行われている、日米共同訓練に反対して、24日夜、約500人が参加した抗議集会が開かれました。今回の日米共同訓練には、アメリカ軍から、沖縄・嘉手納基地所属のF15戦闘機5機と、パイロットや整備士など、アメリカ兵約80人が参加、新田原基地での訓練としては、過去最大規模となっています。24日夜は、新田原基地の前で、抗議集会が開かれ、連合宮崎をはじめ、訓練に反対する各団体から、約500人が参加しました。参加者たちは、「訓練の規模拡大が、新田原基地の米軍基地化につながる」と訴え、アメリカ兵が、初めて、基地以外の宿泊施設に滞在することについても、「地域住民の不安が高まる」としています。訓練に反対する各団体では、今後も各地で街頭活動などを行うことにしています。