22日午前4時半ごろ、中野区中野5のJR中央線中野-高円寺駅間で、中野発高尾行き下り普通電車(10両編成)が線路上に置かれていた自転車と衝突した。乗客約40人にけがはなかった。自転車を撤去し、14分後に運転を再開した。中野署は列車往来危険容疑で捜査している。
JR東日本や同署によると、現場は中野駅から約300メートルで、高さ2・6メートルのフェンスが設置されていた。置かれていたのはサドルやタイヤなどがない古い自転車。気付いた運転士がブレーキをかけたが間に合わなかった。22日午前1時10分ごろに最終電車が通過した際、異常はなかったという。【鈴木一生】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年2月23日 地方版