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ボクシング前日本王者・木村難敵と再起戦

7カ月ぶりに再起戦に臨む木村
7カ月ぶりに再起戦に臨む木村

 プロボクシングの日本スーパーバンタム級前王者で、美幌町出身の木村章司(28=花形)が明日8日、東京・後楽園ホールでヨーダムロン・シンワンチャー(タイ)との再起戦に挑む。「相手は強敵だけど、ボクシング人生をかけて必ず勝ちたい」と力を込めた。

 再出発は自らいばらの道を選んだ。昨年9月、初防衛戦で福原力也(ワタナベ)に判定負け。19戦無敗の王者が、初めて味わった黒星だった。勝てば世界戦も計画されていたがすべて白紙になった。それでも翌日には再起を決意。昨年11月からジムワークを開始した。

 対戦相手は木村の希望もくんで、WBA世界4位の元世界王者を選んだ。「本来なら再起戦は(実力の)軽い選手だが、本人の強い希望があって」と花形進会長(60)は苦笑い。43勝2敗で世界戦しか敗北のない強敵を選び、自分自身をがけっぷちに追い込んだ。

 ノンタイトル戦だが、勝てばランク外に落ちたWBA世界ランクのトップ10復帰が見込める。「勝つことでもう1回、世界の道が見えてくる」と花形会長。木村は、前回喫したプロ初黒星を「油断や真剣味に薄れた部分があった」と反省し、力に変えた。「KO勝負だと思っている」と闘志を燃やしている。

 ◆木村章司(きむら・しょうじ)1977年(昭52)7月20日、美幌町生まれ。美幌北中時代にグローブを買い、独学でボクシングを始める。美幌高卒業後、札幌・北海道ジムに入り、8カ月後に横浜市の花形ジムに移籍。97年プロデビュー。通算20戦18勝(7KO)1敗1分け。右ボクサーファイター。170センチ。

[2006年4月6日8時40分 紙面から]


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