Anti Fake-killer fixed TTMenu1.17 & R4 1.18 Custom & YSMenu Installer
えー、元々は「YSMenuの導入が難しい」と知人に言われたのがきっかけで、NDS用マジコン「DSTT」の毒抜きファームとYasu氏のカスタムメニュー「YSMenu」を自動パッチしてメモリーカードにインストールするツールとして開発してましたが、なぜかR4のカスタムファームや、AceKard用のYSMenuもインストールできるようになっている、自分でも名付けに困るインストーラーと化してしまいました。
ファイル名がTTYSMenuなのはその名残です。実際は、TTMenu1.17の毒抜きファーム、R4のカスタムファーム、Moonshel、Moonshel2も含まれてたりします。
どうでもいいけど、多言語対応です。(どうせ作るならってことで、日本語以外に、英語、中国語、韓国語、仏語、伊語に対応してます。酔狂な方のみ、Select Languageで日本語以外を選択してください。)
ダウンロード/コメントはこちら:http://gbatemp.net/index.php?download=4809
準備
TTYSMenu120.7zを展開すると、
TTYSMenu.exe Readme.txt Works[ディレクトリ]
が展開されます。このWorksディレクトリにYSMenu一式を入れてください。
YSMenuは、http://home.usay.jp/pc/etc/nds/から、ダウンロードできます。
なお、R4のカスタムファームウェア、DSTTの毒抜きファームウェアをインストールする場合は、YSMenuは必要ではありません。
インストール
TTYSMenu.exeを起動すると言語選択のページが表示されます。Japaneseを選択してください。で、ようこそページ、ライセンスページを送るとコンポーネント選択画面になります。
各オプションの説明です。R4周りはカーネルとしてYSMenuは使えないと思います。チェックできる機材がないのであしからず。
結構フラグ処理とかいい加減なので、コンポーネント選択画面がバグってます。*1適当にいじくり回して、チェックが一つになるようにしてください。
- No firmware install - ファームウェアをインストールしない
- DSTT/TTDS
- Anti Fake-killer TTMenu 1.17 - DSTTの公式ファームウェアにFake品破壊防止パッチしたものインストールします。詳細は下記にて
- YSMenu for DSTT Dual boot - YSMenuを既存のDSTTにインストールします。
- YSMenu for DSTT Kernel- YSMenuをDSTTのカーネルとしてインストールします。
- R4
- R4 v1.18 custom with Moonshel - Yasu氏のパッチ当て済みR4の改造ファームウェアとmoonshelをインストールします。よくわからない人や動かなくなってしまったR4ユーザは、まずこれをインストールしてください。
- YSMenu for R4 Dual boot - 通常のR4用DLDIパッチしたYSMenuをインストールします。
- YSMenu for R4 (r4tf_v2.dldi) Dual boot - ARM7の問題を修正したR4用DLDIパッチを当てたYSMenuをパッチを既存にのR4にインストールします。
- YSMenu for R4 Kernel- R4のカーネルとして、通常のR4用DLDIパッチしたYSMenuをインストールします。
- YSMenu for R4 Kernel (r4tf_v2.dldi) - ARM7の問題を修正したR4用DLDIパッチを当てたYSMenuをR4のカーネルとしてインストールします。
- AceKard2/i
- YSMenu for AceKard2/i Dual boot - YSMenuを既存のAceKardにインストールします。公式ファームや、AKAIOを使う場合はこれを選択してください。なお、自動的にYSMenuにak2_sd.dldiをパッチします。
- YSMenu for AceKard2/i Kernel - YSMenuをAceKardのカーネルとしてインストールします。
- Moonshel - Moonshelをインストールします。YSMenuがインストールされている場合は、YSMenuに関連付けも行います。
- Moonshel2 with GBA Loader - Moonshel2と、皇帝氏のGBA Loaderをインストールします。
- No - インストールしない
- Default - 通常インストール(Moonshel2にDLDIパッチを当てずにインストールします。)
- for AceKard2/i - AceKard2/i用のDIDLパッチ(ak2_sd.dldi)をmoonshel2.ndsとdldibody.binに当てます。
- for R4 - R4用のDIDLパッチ(r4tf.dldi)をmoonshel2.ndsとdldibody.binに当てます。
- for R4 (r4tf_v2.dldi) - R4用のARM7関連のバグを修正したDIDLパッチ(r4tf_v2.dldi)をmoonshel2.ndsとdldibody.binに当てます。
- for TTMenu - DSTT用のDLDIパッチ(ttio.dldi)をmoonshel2.ndsとdldibody.binに当てます。
- Update usrcheat.dat - おまけ。cheats.gbatemp.netから実行時点の最新版のチートデーターを自動ダウンロードします。ただし、英語。
AceKard2/iでYSMenuをインストールすると、セーブファイルの拡張子を自動的にnds.savを参照するようにします。弊害として、Homebrewアプリのセーブデーターも自動生成される始末。
なお、YSMenuには、DSオリジナル風のスキンが同封されています。
Anti Fake-killer fixed TTMenu 1.17について
TTMenuのオリジナル版は、Fake品を破壊するという問題があります。このため、ボヤッキー氏のFake品破壊防止パッチを適用しています。
また、infolib.datおよび、savelib.datは、NDSマジコンWikiアップローダで公開されている2/15現在の最新版のものに差し替えています。(infolib.datは、090214_3380infolib.zip、savelib.datは、savlib_1M_Fix.zipです。)
これらのファイルは、YSMenu生成時にも使われます。面倒な人は、これをインストール。
R4関連について
R4では、R4にYSMenuをインストールするモードとR4 Customをインストールするモードが用意されています。これは、YSMenuをR4で使うための手順に書かれている情報をベースにYSMenuのR4化作業を行っていおり、偶然同時期に公開されたMakeYSMenuR4DSのソースをみてもほぼ同等の操作を行っています。(違うのは、CUIベースかGUIベースであるかの違いと、savelib,datやinfolib.dat、usrcheat.datの更新の有無ぐらい。)v1.2で自動的にDLDIパッチを当てるようにしました。
動作に不安がある場合は、R4 CustomをインストールしてからYSMenuをDual bootモードでインストールするといいと思います。確かYSMenu.ndsをdefault.ndsにリネームするとYSMenuが自動起動するはず。
Moonshelについて
moonshel.ndsは、各マジコンに対して個別のものをインストールするようにしてあります。特にR4の場合、バイナリをいじっていると言うことなので、各アダプタに対し、メーカー公式サイトで配布されているmoonshel.ndsを個別にインストールするようにしてあります。
ただ、個人的にはMoonshelオリジナルのインストーラを使ってインストールすることを強く推奨します・・・。
そもそも、DPGToolで変換した動画をMoonshel再生できることを知っている人がどの程度いるのだろうか・・・?なお、YSMenuをインストールしている場合、自動的にYSMenuとの関連づけを行います。(YSMenuで実装されているかはさておき、YSMenu.iniの規格上策定されているので)
Moonshel2について
惜しまれつつ開発が中断されてしまったmoonshel2をv1.2からパッケージに追加しました。なお、各アダプタに対して自動的にDLDIパッチ、dldibody.binを書き換えなどを行うようにしてあるほか、皇帝氏のGBA_Loaderなどが最初から入っています。
なお、moonshel2から市販ソフトを走らせることはできません。akextract.exeでakemenu4.ndsから、akloader.ndsを抽出して、これを自動的にndsファイルとの関連づけを行っている処理を行ってますけど走りません。知らないけど絶対ゾウ!
YSMenuについて
当インストーラーを使ってYSMenuをインストールすると自動的に左のようなスキンがインストールされます。
YSMenuではSJISがチートのデフォルトの言語設定です。一部の文字が化けるという報告があるので、フォントファイルは、FONT_SET_R1.ZIPのものを参照するようにしてあります。なお、一般的に出回っているR4などで使われるusrcheat.dat(j)*2は、エンコードがGBKになっています。このため、そのままYSMenuで読み込ませるだけでは文字化けしてしまいます。そこで、Yasu氏のサイトで公開されているr4cceを使ってエンコードをSJISに変換しましょう。
また、本インストーラーでmoonshelをインストールすると、自動的にmoonshelとの関連づけを行います。ちなみに、AceKard2/iでは、セーブデーターの拡張子が.nds.savなのでAceKard2/iにYSMenuをインストールするとこの拡張子に自動的に設定を変更します。
YSMenuではデフォルトで拡張子に関連づけしたHomebrewアプリケーションを起動する機能があります。現在以下のエミュレーターをYSMenuディレクトリに入れると、YSMenuから直接その形式のソフトを起動することができます。
- goomba.gba - ゲームボーイ/ゲームボーイカラー(拡張子.gb、.gbc)のソフトを起動できる
- PocketNES.gba - ファミコンのソフトが起動できる。(拡張子.nes)
- hvca.gba - ファミコンのディスクシステムのソフトが起動できる(拡張子.fds)
- SMSAdvance.gba - SEGAマスターシステム(拡張子.sms)、ゲームギア(拡張子.gc)のソフトが起動できる
- SwanAdvance.gba - ワンダースワン(.ws)、ワンダースワンカラー(.wsc)のソフトが起動できる
- NGPAdvance.gba - ネオジオポケット/カラー(拡張子.ngp)のソフトが起動できる
先生!私はMacユーザです!
すみませんが、MacOS上でYSMenuをインストールすることはできません。というのは、YSMenuのライセンスの都合上、このパッケージにYSMenuが含まれていないためです。また、TTMenuにパッチを当てるプログラムもMacOS上では走らないと思います。ただし、このファイルからDSTT 1.17 DetoxedとR4 Customをインストールする方法はあります。
本インストーラーは、NSISで作成されているため、7-zipを使って中身をのぞいたり、ファイルを取り出すことができます。
TTMenu1.17 Detoxedを手動インストール
DSTTの動作に必要なファイルは、
TTMENU.SYS TTMENU.DAT TTMenu(ディレクトリ)
の3点です。TTMENU.DATは、$EXEDIR\Work内に存在します。TTMenuディレクトリを開いたら、自分の言語にlanuage.iniを入れ替え、それ以外は削除してください。(例:日本語ならばlanguage.jp.iniをlanguage.iniにする)
R4 Customを手動インストール
必要なファイルは、
_DS_MENU.DAT _system_(ディレクトリ)
です。とりあえず、_system_ディレクトリのみを解凍してください。_system_ディレクトリ内にある、自分の言語にあった_DS_MENU.DAT(例:日本語なら_DS_MENU.jp.DATを_DS_MENU.DATにリネーム)をリネームして、メモリーカードのルートにコピーしてください。それ以外の_DS_MENU.DATは削除してください。
雑記
少なくともDSTTでは動作すると思います。
自分のAceKard2iでは動きませんでした。akextract.exeの問題?
更新履歴
- v 1.2(2008/02/19)
- YSMenuに自動DLDIパッチ機能を追加。今度はR4でも、カーネルとして動くかもしれない
- usrcheat.datをアップデート
- akmenu4.ndsをv4.15に更新(YSMenuのakextract.exeは対応しているのか?一応akaloader.ndsの抽出はできるけど、フリーズするぞ)
- cheats.gbatemp.netから自動usrcheat.datダウンロードする機能(実験。AKAIOの自動チートDBダウンロード機能に相当)
- YSMENUの対応言語にhacker9508200氏の繁体字中文を追加
- 中国語版のusrcheat.datをTVGAME360のものに変更
- Moonshel2β5をパッケージに追加。自動的にDLDIパッチ、dldibody.bin書き換え
- Moonshel2に皇帝氏のGBA_ExpLoader_MSHL2_01とMS2用resetmseをマージ
- Moonshel2からは市販ROMは起動できない・・・ハズ
- v 1.1.1 (2009/02/15)
- 中国語と韓国語を追加(ただし、YSMenuインストール時は英語となります。)
- インストーラー内部のファイル名重複をなくした
- infolib.datの更新(3380番までのソフトをサポート)
- v 1.1 (2009/02/13)
- YSMenuの文字化け対策の推奨フォント(YSMENU_FONT_SET.zip)をマージ
- YSMenuのR4カーネル化は、正常にできないという報告が多数寄せられたので、項目を下の方に移動。
- AceKard2/i用のYSMenuをインストールしたときに、AceKard2/iで今まで作成したセーブファイルが検知できない問題を修正
- usrcheat.datを更新
- R4 1.18 customファームを追加(Moonshelもインストールされます)
- Moonshelを追加
- R4インストール時に余計だった_DS_MENU.SYSを外しました。
- v 1.0.2
- YSMenuのDual bootモードでのインストールに対応
- 最新のSavlib.datおよび、Infolib.datをマージした。
- 中間生成ファイルを削除するようにした
- usrcheat.datを更新
- v 1.0.1 (2009/02/12)
- AceKardなどでYSMenuがコピーされていなかった問題を修正
- R4のDLDIは、一般的に配布されているR4TF.DLDIと、Arm7関連のバグを修正したというR4TF_v2.dldiがあることが判明。このため、インストールするときにどちらを選ぶか選択できるようにした。参考:DLDI wiki:R4TF
- v 1.0 (2009/02/11)
- 初回リリース。
- YSMenuを自動パッチし、インストールするソフトとして開発開始。
- R4のカーネルをYSMenu化する処理の自動化を試みた。
トラブルシューティング
はじめに
この手の電子部品の類は、複数の工場で生産されていたり生産時期によって内部の基盤の設計、部品などが異なっているというパターンが多いです。その上、色合い的にグレイな色合いが濃い製品であり、メーカーや開発者の権利が保障されないために、偽物やコピー品なども公然と多く流通しており、これらをすべて把握することはメーカーや、販売店ですら不可能です。
DSTTでは有名ですが、こういった偽物を一掃するためFake破壊などをする処置なども行っていますが、エンドユーザからすれば迷惑なことこの上ないと言えます。本ツールでは、一応ボヤッキー氏のAnti Fake Killerパッチを当てたDSTTカーネルをベースにYSMenuを生成していますが、このAnti Fake Killerも万能ではありません。あくまでもそれっぽいコードが動かないようにするといった処置しかしていないのであって、ロットや種類によってはカーネルを破壊する恐れがあります。ましてや、R4やAceKard2/iでYSMenuを使うに至っては、完全にサポート対象外の機器に無理矢理DSTTのカーネルを入れているようなものなので、余計に破壊される可能性が高くなります。
このような理由から、完全に自己責任で使用し、制作者などへの質問は絶対にしないでください。
Error: can't fatInitDefaultエラーが出て真っ白になる
microSDのセクタが汚れている可能性があります。Panasonic SD/SDHCメモリーカード フォーマットソフトウェアを用いて完全フォーマットしてください。これによって状態が改善される可能性があります。OS標準や携帯電話でのフォーマットは推奨できません。なお、これは、これまでのファームウェアが正常に動作していても条件に当てはまります。
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