赤、青、緑のLEDを使った野菜の実験栽培が始まった=福井県美浜町、伊藤恵里奈撮影
京都市の企業が、寿命が長く消費電力の少ない発光ダイオード(LED)を使い、色の組み合わせなどを変えて野菜栽培の実験を続けている。
農業ベンチャー「フェアリーエンジェル」(京都市北区)とLEDメーカー「シーシーエス」(同市上京区)は、共同で福井県美浜町の野菜工場で、レタス類324株に赤、青、緑のLEDをバランスを変えて照射する実験を行っている。
赤色は光合成を促し、青色は植物の形づくりに効果的といい、色の組み合わせによる、栄養価が高く形の良い野菜づくりを模索している。野菜工場は蛍光灯栽培が主流だが、全面的にLEDを使った省エネ型野菜工場の実現が目標という。