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「読書の日々」は心を安らかにして呉れます。「この国のかたち②」華厳の章より~

今日は、司馬遼太郎「この国のかたち②」を7割ほど読み進めました。読書の朝は、すがすがしいです。多忙だった「闘争の倫理」はちょっとお休み。この、「この国のかたち」の第30章・華厳について

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%AF%E5%8E%B3%E7%B5%8C

司馬遼太郎先生が触れた部分(70ページ)について、澄んだキモチで手打ちしています…。(基本は日本人論ですね)

「一が多であり多が一でありつつ、その”多”の中の”一”がそれぞれ無限に他とかかわりあい、動いているのである。しかも無限に相互に依存しあって(相入しあって)孤立していない。つまり私どもの住む宇宙も生物界も人間の世界は華厳でいう「重重無尽」しあって相互に関連し、変化し、一が他を包摂し、無数・無限に包摂しあってできあがっているのである」

ただし

「大乗教典は、全て釈迦とは何の関係もない」by富永仲基

にも司馬遼太郎は丁寧に触れています。

「本来の仏教は解脱が目的であって、救済の思想はなかった。救済の思想であるキリスト教では、いきなり神がわれわれを救ってくださる。しかし釈迦の仏教にあってはみずから悟って真理に合一させねばならない。仏が人間を救うなどは、めっそうもないことだった」

「迷いもまた毘盧遮那仏の悟りのあらわれであるとされる。人間どころか、草や石、あるいは餓鬼や地獄まで法(毘盧遮那仏)に包摂され、一つの存在がすべての存在をふくみ、また一現象が他の現象とかかわりつつ、無礙に円融していくというのである」

ともあれ、

「この教典に盛られた思想こそ、のちの日本的思考法や思想の先祖の一つになったというのが、この稿の主題である」

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あと、31章・ポンペの神社では神道についても司馬遼太郎は触れていまして(84ページ)

本地垂迹説

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%9C%B0%E5%9E%82%E8%BF%B9

「まことに絶妙というべき論理で、本地とは、普遍的存在のこと。つまり仏・菩薩のことである。そういう普遍的存在が、衆生を済度するために日本の固有の神々に姿を変えている、という説である」

「いわば、敬することが(ときに、それのみが)古神道だったといってもいい」

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>数多くの方々へ。ALL

私にだって、感情は、あります。

相互に関連し、変化し、一が他を包摂し、無数・無限に包摂

仏・菩薩

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普遍的存在とは。

今、一番の「被害者」とは。「12人が戦う」サッカー文化における主語とは。敬するべきは。

「めっそうもない」観客側のキブンではなく、原点は選手たちの戦意でじゃないでしょうか。「謝罪」とは、水戸ホーリーホックの選手たちの心情が、今何処に向かっているかを考え直すべきじゃないでしょうか。ココロの涙は誰が流しているんでしょうか。

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現在の、「迷惑」とは、一体、誰?(怒)

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実は「烈火」の文章は、大筋においては↓の焼き直しに「憎悪」の表現をブツけてしまったモノ…。もう公表する価値は無いでしょう。

http://nobu-ibaraki2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-1de2.html

http://nobu-ibaraki2.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-a413.html

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今週は、ゆっくりカンファレンスを待ちましょう。だって自分たちニッポン人は、自らを見つめるコトには昔から時間を掛けがちな民族でした。

(明日の予定は早々に"葉隠入門 (新潮文庫)"三島由紀夫、 "代表的日本人 (岩波文庫)"内村鑑三の併読へ~♪→いや、「葉隠入門」に直行しました…)

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コメント

迷惑なのはどう考えてもお前だよ。

投稿: 大子☆ | 2009年2月24日 (火) 14時42分

>今、一番の「被害者」とは。「12人が戦う」サッカー文化における主語とは。敬するべきは。「めっそうもないことだった」観客側のキブンではなく、原点は選手たちの戦意でじゃないでしょうか。

その選手を活気付けるのに、何故S席が声だし専用応援席にしようとしているのかというあなたの行動を皆さんが批判していることに何か文句あるんですか?私たちの言っていることは普通の社会でも常識的なことで、あなたの言っていることはただの常識外のわがままであることに何か文句があるんですか?
A席の応援エリアではあなたは不満ですか?それとも喧嘩しているA席の応援団の人たちと仲良く出来ないからのこじつけですか?

>「謝罪」とは、水戸ホーリーホックの選手たちの心情が、今何処に向かっているかを考え直すべきじゃないでしょうか。ココロの涙は誰が流しているんでしょうか。

S席の静かに見たいという人たちにもあなたのわけの分からぬ行動のために声を出して応援することで迷惑を被ることを、選手や監督やフロントが望んでいますか?ココロの涙を流しているのは、S席で静かに見たいお客さんを含めたあなたのような常識はずれの人間ではない普通の一般の人だということが分からないようだったら、あなたはバカの中のバカです。

>「迷惑」とは、一体、誰?(怒)

常識はずれのあなたです。

私はもうあなたの価値を0にしようかと思います。0にしたときは、失礼ながらあなたのことを「おまえ」って言います。そして人間扱いしません。どこかの豚の骨と同じ扱いをさせてもらいます。そうされたくなければ、真摯に反省をしてください。40歳代として少しは常識を持ってください。

投稿: KEANE | 2009年2月24日 (火) 14時43分

自分の考えに賛同する人がいなかったらまたエントリーを消して証拠隠滅ですか?

自分が間違っていることを認めたも同然ですが、いいんですか?

投稿: | 2009年2月24日 (火) 14時44分

>「迷惑」とは、一体、誰?(怒)

NOBUよ、おまえの事だよ!

みなさん、自分は鹿島のサポをやってますが、
笠松が近いので、鹿島が試合がないときは、道の試合も見に行ってます。

もともとは、S席で観戦していましたが、
NOBUがあまりにもうるさいので、A席で観戦するようになりました。
鹿島のサテライトの試合でも、発狂してますよやつは・・・。

水戸サポの皆さん、NOBUを水戸の試合会場から追放するよう、クラブに働きかけてくれませんか?

NOBUが入場禁止になったら、またS席の観客が戻るような気がします。

よろしくお願いします。

投稿: くろきん | 2009年2月24日 (火) 15時09分

> 原点は選手たちの戦意

で・す・か・ら。
その選手達に冷笑され,疎んじがられているご自分の行動を,なぜ疑ってみようとしないのですか? と何度も何度も何度も書いているのですが。
簡単な三段論法ですよ。
  大前提:主役は選手だ。
  小前提:選手はNOBUさんの応援を冷笑し,快く思っていない。
  結論 :NOBUさんは応援スタイルを改めるべきだ。
これに反論しない限り,何を主張しても無意味でしょう?

投稿: df | 2009年2月24日 (火) 17時27分

カルト教団でも始めるんですか?

基地外教教祖N○BU

投稿: | 2009年2月24日 (火) 19時39分

ここで強気になって書き込んでも、人前では逃げるんでしょ?。

投稿: | 2009年2月24日 (火) 22時11分

もうコメントする気はなかったのですが、泣きの一回、これで最後にしますので聞いてください

このままでは決して「主語たるホーリーホックの選手たち」、観客の方々、フロントのみなさん、最終的にはNOBUさん自体にも決して良い結果は期待出来ないと思います

それでもあなたが信念を曲げずに続けるならば否定はすれどもあなたの信念を消し去ることは出来ないでしょう
しかし、あなたが今読んでいる本は何れも成功された方ばかりの著書です、その影には何千何万の著書にならない失敗があります
思想の根本はさほど違えどもなにがしかの違いがそこにはあったのでしょう

そこを捉えたのが良識であり、教訓ではないかと私は考えます

また、誠に僭越ながらそれらの著者に通じるカリスマ性があなたには見えません(あたりまえのことです、そんなのを持つ人なんて極めて稀です)

考え直せ…とは言いません
苦虫を噛み続けながら周囲と同調を図りながらでも「信念」に僅かながらでも近付くことがあなたには必要なのではありませんか?

ここにまともなコメントがあるうちがそのチャンスかもしれませんね

泣きの一回の割りに色々と語ってしまった事をお許し下さい、二度と書き込みません。

投稿: 年上 | 2009年2月25日 (水) 01時07分

>年上さん


まともなご意見ですね。残念ながらこいつには理解できないですが。


一人で好き放題発狂するのがこいつにとっての努力のようですよ。

自分の人生すらまともに考えられない40男が考えるプランなんてそんなもんなんでしょうね。

投稿: 大子☆ | 2009年2月25日 (水) 01時13分

>年上さんへ
文字通り、年上の方=人生の先達者のご経験を分けてくださって、ありがとうございました…。
今日も、迷いながらも。
「前へ。」
これから僅かずつ、近付いていきたいと思っています…。http://mobile.seisyun.net/cgi/read.cgi/mnewsplus/anchorage_mnewsplus_1234611015/1
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/02/21/03.html

投稿: NOBU | 2009年2月25日 (水) 09時16分

S席でうるさいほどの応援したいのなら、試合前にみんなの前にきて「みんなで応援しましょう!ご協力お願いします」って言ってみたらいいんじゃないか?こういうのが努力であって、こんなところで講釈語るのが努力じゃないんだよ。やってみな、どうせ出来ないだろ!そして出来ないのを人のせいにするか、または理解不能な屁理屈こねるかだな。楽しみだホーム開幕戦が。

投稿: | 2009年2月25日 (水) 10時50分

年上とは名前を変えた「名無しの水戸ファン」だったりする

投稿: | 2009年2月25日 (水) 12時29分

もう、サッカーの神様もN◯BUの雑音を笠松では聞きたくないようです。さようなら。

投稿: | 2009年2月25日 (水) 12時33分

NOBUさんへ。

>>>年上さんへ
>>文字通り、年上の方=人生の先達者のご経験を分けてくださって、ありがとう
>>ございました…。
>>今日も、迷いながらも。
>>「前へ。」
>>これから僅かずつ、近付いていきたいと思っています…。
 
 これまでにも何度か同様の回答をされていますが、「謝辞を述べているだけ」
で、その言葉を受けてどうするか「全く明示されていない」。つまり言葉は
聞いたけど聞いただけ、「承りました」でその先がないという 実に失礼な回答
であることには気がついているのでしょうか? 
 
 まぁ、実は話を聞く気はないという態度が示されているわけで、正直なその
態度自体はべつに構わないのですけども。
 
 確実に「前へ」は進んでいませんね。今居る位置から決して動こうとしない。
物事には「押し際」と「引き際」が有ります。際の見極めをこれ以上誤りません
ように。

投稿: くりしゅな | 2009年2月25日 (水) 22時08分

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