2009年2月25日 19時21分更新
県内の先月の有効求人倍率は、雇用情勢の急激な悪化に伴い、5年ぶりに1倍を下回った前の月よりさらに低下して0.84倍となりました。
岡山労働局によりますと、仕事を求める人1人に対して企業から何人の求人があったかを示す県内の有効求人倍率は、先月、0.84倍で前の月から0.13ポイント下がりました。
有効求人倍率が0.9倍台を下回るのは平成15年4月以来、5年9か月ぶりで、8か月連続で下がっています。
仕事を求める人の数は前の年の同じ月に比べておよそ44%も増えました。
その一方で、新規の求人数は全体ではおよそ7%減っており、業種別では製造業が47.5%、運輸業が34点8%減り、落ち込みが激しくなっています。
県内のハローワーク別の有効求人倍率は、岡山は1.11倍、玉野は1.61倍と依然、高くなっていますが、倉敷中央は0.94倍、津山は0.6倍と低い水準です。
岡山労働局では「雇用を維持する企業には助成金を支給しているが、大幅に求職者が増えて、雇用情勢は厳しさを増している。再就職支援にいっそう力を入れたい」と話しています。