岡山放送局

2009年2月25日 19時21分更新

地盤沈下 原因は粘土層


先月、岡山市の住宅地で起きた地盤沈下について、原因や復旧方法を検討する岡山市の委員会の会合が25日開かれ、「下水道管の下が粘土質だったために管を支えきれず、管にヒビが入ったのが沈下の原因だ」と結論づけました。

この問題は先月16日、岡山市万倍の住宅地で地面が最大で30センチ程度沈下しているのが見つかったものです。

岡山市役所で25日、開かれた会合では、地盤沈下の原因について議論が行われ、沈下が起きた場所にある下水道管の下には本来あると考えられていた砂の層ではなく、柔らかい粘土質の層があったことが報告されました。

そして、下水道管が、管につながっていたマンホールの重みに引っ張られるようにたわんでいったと考えられると説明されました。

これをうけて委員会では、沈下の原因について「粘土質の層がマンホールや下水道管の重みを支えきれず、管がたわんで、ヒビが入った。そこから地下水や土砂が流れ込んで地盤沈下が起きた」と結論づけました。

また、復旧作業は下水道を使えるようにしながら行うべきとの意見で一致し、次回の会合で具体的な方法を議論することにしています。