2009年2月25日 19時21分更新
笠岡市は、人口の減少に歯止めをかけるための事業費などを盛り込んだ、一般会計の総額でおよそ214億2600万円の平成21年度の当初予算案をまとめました。
笠岡市の平成21年度の当初予算案は、一般会計の総額が214億2600万円で、今年度の予算に比べて1.0パーセント減りました。
このうち歳入の柱となる市税収入は、景気の後退を受けて今年度より2.6パーセント少ない76億2400万円で、特に法人市民税は今年度に比べて2億8200万円、率にして29.7パーセント減少すると見込んでいます。
主な事業を見ますと、私立保育所の保育委託料として6億7000万円、発達障害の早期発見を目的に行う4歳児健診などの費用に100万円、また、人口の減少に歯止めをかけるために新たに設ける定住促進センターの事業費に2500万円などが盛り込まれています。
市民税の減収などを受けて、経費や事業の見直しを行ってもおよそ2億8000万円の収支不足となることから、自治体の貯金にあたる財政調整基金を取り崩して対応することにしています。
笠岡市の平成21年度の当初予算案は、来月2日から始まる定例市議会に提案されます。