関西人にとって、ショッピングセンター内のフードコートでおなじみのチェーン店と言えば「sugakiya(スガキヤ)」。1946年創業。発祥の地・愛知を中心に、333店舗(1月末現在)を展開しているが、そのたしなみ方に地域性があるとか!?
関西では、小さな子供連れの家族を中心に、ラーメン(290円)にサラダセット(280円)という激安黄金コンビで攻める者が多いが、本拠地である名古屋では、ならではの注文法が! ラーメンとクリームぜんざい(200円)を一緒に注文し、なんと同時に味わうという…。ラーメンをツルリ、クリームぜんざいをペロリ、と、交互に口の中に入れていく「名古屋式」。マスコットキャラの「スーちゃん」が、右手にラーメン、左手にソフトクリームを持っているのは、この食べ方を伝えるためだったのか…? 塩気と甘味が交錯した不思議な味わいはクセになりそう!? さすが、小倉トーストを生み出した街はやることが違う!
一人前の“スガキヤン”になるために、必須アイテムなのは「ラーメンフォーク」。1978年に開発され、スプーンとフォークが一体になっており、麺とスープを同時に味わえる!はずなのだが…。海外の人が初めて箸を使う時の気持ちがよくわかる。つまり、かなり難易度が高いのだ。フォークの部分で麺を、スプーンの部分でスープをすくい、同時に味わう。文章にすると簡単そうだが、麺に気をとられているとスープがたらり。これを使いこなしてこそ、立派な“スガキヤン”! 2007年9月にはフォークの歯の数を変えるなど、より使いやすくマイナーチェンジもされているようなので、後は練習あるのみ!!
いつか本場・愛知の「sugakiya」で食べる、その日のために…。
【関西ウォーカー編集部/薮 伸太郎】
「sugakiya」
HP:www.sugakiya.co.jp/
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