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【長野】13年度までに黒字化 大町市の大町病院が改革プラン2009年2月25日
大町市の市立大町総合病院は、2013年度までに経常収支を黒字化することなどを盛り込んだ改革プランをまとめた。総務省が各自治体に策定を求めた公立病院の経営改善計画で、26日の市議会全員協議会で説明する。 改革プランの内容は▽経営の効率化▽再編・ネットワーク化▽経営形態の見直し−の3点。大町総合病院は08年度、4億円を超える赤字決算になる見込みだが、今後医師を確保して診療収入増を図るなどし、13年度までの黒字化を目指す。専門医がいない診療科目は松本地域の他の病院と連携するとしている。 経営形態については、07年度に地方公営企業法の全部適用をしており、当面、現行の形態で運営していく。 市では新年度、大町総合病院の具体的な将来像などを考える市民参加の検討会を発足させる方針。牛越徹市長は市議会3月定例会の提案説明の中で「改革プランの作成にあたり、大町総合病院が本来果たすべき役割が必ずしも明確にならなかった。地域の中核病院としてのあり方を検討したい」と述べた。 (中沢稔之)
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