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麻生氏見限られた?「格下」が出迎え会食も会見もなし

 オバマ米大統領と麻生太郎首相の初顔合わせとなった24日の日米首脳会談だが、米側は地味な演出にとどめようとしており、日本側との落差が目立つ。背景には、早期会談に応じることで日本への配慮を示しつつ、不安定な麻生政権とは距離を置いた方が得策とのオバマ大統領のしたたかな計算も透けて見える。

 23日夜、ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着した首相を出迎えたのはボルーダ国務省儀典長代行。「格下」と言われても仕方ない。

 米政府筋によると、両首脳による会談後の共同記者会見などは今回見送られた。過去の日米会談では、2007年4月に安倍晋三首相(当時)が訪米しブッシュ大統領と会談した際、共同会見が行われた。同11月の福田康夫首相(同)訪米時も、質疑応答はなかったものの、福田氏とブッシュ氏が並んで記者団の前に立ち、会談結果を共同発表した。

 今回は、大統領主催の会食も予定されておらず、政権発足後ホワイトハウスに初招待した外国首脳にしては寂しいもてなしぶりだ。

 日本側によると、首脳会談後にメディア対応を行うかどうかは、ホワイトハウスの判断次第。24日はオバマ氏にとって初の議会演説と重なり、過密日程という事情もあるが、オバマ政権が麻生政権を支えているイメージを与えたくないとの思惑は働いたようだ。 (共同)

[ 2009年02月25日 07:55 ]

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