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「大阪市議会で
日本軍『慰安婦』問題意見書を
可決させる会」の運動


成功させましょう
・・・出発集会2009年
2月26日6時30分・・・



大阪AALA機関誌2009.2.1第584号から
四ッ谷光子副理事長


  さる2009年1月22日・ドーンセンターで準備会を14団体28名の参加で開催しました。


国が関与し
日本軍が慰安所に強制連行して性奴隷を強要

正式に謝罪しない日本政府

 日本が侵略戦争を遂行するなか、7万人とも20万人ともいわれる植民地・占領地の女性たちを国が関与し日本軍が慰安所に強制連行して性奴隷を強要しました。

 この国家ぐるみの問題に対する日本政府の態度は、2010年以来、共産・民主・社民の3野党の共同提案による『戦時性的強制被害者問題解決法』案を9回に及び、廃案にしました。河野談話はだされていますが、日本政府が正式に謝罪したとはいえません。


各国で相次ぎ
日本政府として誠実な対応を求める決議

 日本政府の態度に対し、2007年のアメリカ下院を皮切りに、オランダ、カナダ、EU、フィリピン、韓国、台湾、で日本軍「慰安婦」問題に日本政府として誠実な対応を求める決議が相次いで出されました。国連自由権民権規約委員会、ILOなどからも日本政府に、この問題の早期解決、謝罪を求める勧告などが早くから何度もおこなわれていますが、日本政府はこれに正面から答えようとしていません。


アメリカ下院の決議
当時の麻生外務大臣(現首相)は
『謝罪することはない』などと無視

 アメリカ下院の決議の審議がおこなわれたとき、当時の麻生外務大臣(現首相)は安部首相とともに『客観的事実にもとづいていない』『決議があったからと言って謝罪することはない』などとして、これを無視しました。
 これらの背景には、誤まった歴史認識があり、歴史の逆行は許されません。更に女性蔑視の思想もあるのです。


『慰安婦』問題解決連帯ネットワークが結成
日本AALAも加盟

 一昨年(2007年)11月7日『慰安婦』問題解決連帯ネットワークが結成され、日本AALAも加盟しました。昨年(2008年)11月23日〜25日東京で第9回日本軍『慰安婦』問題アジア連帯会議がひらかれ、吉田事務局長と参加しました。
 『私は10才だった。1度傷ついた私の身体や心は、生涯いえることはない』と血を吐くような発言など、10人の被害者の方々が涙ながらに被害の実態を語り、早期解決を訴えられました。


国内でもすでに意見書可決

 日本国内でも日本政府を動かすために宝塚市(2008年3月28日)」清瀬市(2008年6月25日)札幌市(2008年11月7日)で運動がおこり、各市議会で政府の誠実な対応をもとめる意見書が可決されています。
 同じような運動が堺市、尼崎市、吹田、高槻などの大阪北摂地域でもはじまりました。


政府の責任で問題解決させてこそ
本当のアジアとの連帯


 女性の尊厳をふみにじり、しかも被害者のほとんどが80才をこえる高齢です。既に多くの方が深い傷をおったまま亡くなっています。一刻の猶予もゆるされません。
 日本政府の責任で問題解決させてこそ、本当のアジアとの連帯です。
 

準備会開催し
いよいよ運動の始まり


 そこで、まず昨年(2008年)12月18日に打ち合わせ会を開き、7団体14名が参加し、準備会として再度集まることなどを決めました。
 準備会では宝塚市の経験、運動をすすめている堺市、尼崎市、北摂地域の取り組みの現状や経験を聞きました。会の名称を『大阪市議会で日本軍「慰安婦」問題の早期解決をめざす意見書を可決する会』と決め、陳情書の提出5月を目指して、署名を出来る限り多く集めこと、実行委員会を2009年2月3日6時30分ドーンセンター、出発集会を2月26日6時30分ドーンセンターでやることを決めました。
  いよいよ運動の始まりです。『大阪市で実現すれば影響は大きい』という参加者の声に励まされています。

 

インドネシアの旅でも
『慰安婦』の3人の方との交流

 大阪AALAの2009年2月9日からのインドネシアの旅でも『慰安婦』の3人の方との交流がきまりました。この報告も運動の前進に反映したいと考えています。


成功させましょう
・・・出発集会2月26日6時30分・・・

  会員の皆さん、2月26日の出発集会にぜひともご参加ください。この運動成功のため会員の皆さんのご奮闘を心からお願いいたします。

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