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王禅寺・日立敷地内樹林地を保全協定地に/川崎市
- 政治・行政
- 2008/12/19
川崎市と日立製作所は十九日までに、同社王禅寺センタ(麻生区王禅寺)敷地内の樹林地約三・一ヘクタールを緑地保全協定地として協定を結んだと発表した。
同社の社会貢献活動の一環で、隣接の同社システム開発研究所敷地の樹林地約六・五ヘクタールを二〇〇三年に緑地保全協定地として市との間で協定締結しており、対象は合わせて九・六ヘクタールとなる。
市によると今回協定を結んだ樹林地は、クヌギやコナラ、ヤマザクラなどが繁茂し、春には桜、秋には紅葉が美しい。ヒヨドリやシジュウカラなども多数いてタヌキも生息する市にとって保全優先度でも最も高い「Aランク」に該当する重要な緑地。
周辺にはこのほかにも王禅寺源左衛門谷や王禅寺日吉谷といった特別緑地保全地区や王禅寺フィッシュオンとの間で結んだ緑地保全協定地、王禅寺ふるさと公園があり、市は「多摩丘陵を構成する重要な地域。緑の回廊形成に大きく寄与していただいた」と歓迎している。同センタも「従来、樹林地をあるがままに保存してきましたが、協定締結を機に従来にも増して緑地保全に尽力したい」とコメントした。
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