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2005-05-14 化学物質過敏症と波動
■[トンデモ][ウェブ]わかっちゃう人たち

化学物質過敏症について熱心な人たちは、波動であるとか、EM菌であるとか、オーリングテストだとか、まあそういったものと親和性がある。たとえば、
■波動を語らずして、化学物質過敏症は治らず*1(非常識?な建築会社、***のここだけの話)
波動を語らずして、化学物質過敏症は治らずなんですよ。さて、このブログを書いた人は建築会社の人のようだ。お客さんは化学物質過敏症の女性で、よその工務店でシックハウス対策としてオール電化等を行なっても女性の具合は良くならない。で、この建築会社の見立ては、
奥さん典型的な電磁波・波動過敏症になってしまったようで、***にあるローズクオーツと水晶、アズライトをにぎらせてみると、
「このブルーの石(アズライト)が気持ちいいわ。」
どうやら黒い色がダメなようで、床下に備長炭を入れて、壁に木炭シートと炭の塗料を塗ってからいちだんと状態が悪くなったよう。
ご主人「業者さんが、ニオイがしないので玄関に黒の御影石を敷いたらいいといって、用意したんです。」
わたし「黒はやめましょう。」
奥さん「そうでしょ!わたしなんかいやだったの。」
電磁波過敏症はともかくとして、波動過敏症というのは初めて聞いた。黒い色がダメって言っても、床下の備長炭も良くないようだから、視覚的なものではないのだろう。黒い色のものが何か「波動」を出していて、そいつに感受性があると解釈できる。臨床環境医学もびっくりの超科学である。他のページ*2では、
また、***には名づけて『波動グッズコーナー』というあやしいブースがありまして、
過敏症用のマスクとか無添加石鹸などの販売コーナーがあるのですが、ほかにも
遠州月華波動竹炭やEM・など、不思議な作用で元気になるグッズがあります。
中には、
「ここだけの話なんだけど、実はわたし分かっちゃう人なのよ。」
という奥様までいらっしゃいます。
何がわかるのかって?・・・わからない人は幸せかも?!波動過敏症っていうんですよ。
(私が勝手に名づけました)
わかっちゃう人なんだから仕方がない。わからない私はとっても幸せだ。「波動」対策によって、実際に良くなっちゃう「化学物質過敏症」の人がいるってことは、「化学物質過敏症」の真の原因について何がしかの示唆を与えてくれるよね。その示唆が正しいとしたら、「化学物質過敏症」の治療として、大金かけてリフォームしたり、高価な保険外診療を受けたりする前に、波動グッズや黒豆などの安価な対策を講じるのもよいかもしれないよね。
*1:元URL:http://blog.livedoor.jp/hanasando/archives/21108232.html
*2:URL:http://www.hanasando.e-arc.jp/doki.htm
それと「過敏症用のマスク」って、一体どんなのなんでしょうね?普通に考えたら簡易のガスマスクみたいなのかと思うんですが、波動屋さんやさかいトルマリンを混ぜたガーゼとかEM菌が一杯の不織布とかですかね?まあせいぜい良い波動を転写した花粉症用マスクが関の山かな?
病は気からとはよく言ったものです。
それに、もし「ブラックシリカ」とか「遠赤外線」「生育光線」を称する製品なんぞで症状が緩和したとしたら、その症状そのものが「気のせい」と思います。(一セラミック研究者として)
気功やNAETが非科学的な概念であることは理解しています。
しかし、気功でもNAETも全員ではありませんが、患者の中には施術を受けて治った方もいらっしゃいます。(気功は、逆に症状が悪化された患者さんもいた。)
特にNAETのほうは、大阪でCSを治療している医師もご自身で現在勉強されていらっしゃるようですし、NAETを受けるようCS患者に勧めていらっしゃいます。実際、アレルギー患者さんのIgE抗体が施術後低くなったり、自閉症の子供さんの症状が改善されている、など施術を受けた患者の親御さんから聞いています。
私などは患者の立場から、非科学的な概念と結びついている治療であっても、何かお薬を利用したり服用したり、または、副作用が懸念される治療でなければ、特に問題は無いのではないか、と思ったりしますが、NATROMさんは、非科学的な概念と結びついている気功やNAETの治療を受けることに、反対されているように拝読しました。もしそうであるなら、その理由を教えていただけないでしょうか? プラセボ効果かもしれないのに、そのようなものに大金を払う必用はない、ということでしょうか?
ご質問の件ですが、私は、成人が正しい情報を提供された上でなら、気功やNAETの治療を受けることは自由だと思います。自己責任です。それはそれとして、「よりによって気功やNAETのような怪しいものを選ぶってアレだよね」「気功やNAETといったいい加減な話を化学物質過敏症とリンクさせると迷惑だと思う人もいるであろうなあ」と言う自由もあります。さらに、情報提供も。「正しい情報を提供された上でなら」という条件付であることに注意。「NAETでアレルギーが除去できる」という虚偽の情報しか提供されずにNAETの治療を受けるのは問題です。「NAETでアレルギーが除去できると主張されているが、この『アレルギー』という言葉は西洋医学でいうアレルギーとはまったく異なるものであり、科学的根拠はない」ということを理解した上でNAETによる治療を受けるのは自由です。騙される人が少しでも少なくなればよいと考えています。
なお、成人なら自己責任ですが、子供に非科学的な治療を受けさせるのは下手したら虐待です。
>気功やNAETと、波動やチャネリングとは、同レベルであることはご理解されていますよね。
いえ、同じレベルとは理解していないです。ホメオパシーやEMで波動が出てくれば波動について調べ、チャネリングが出てくればチャネリングを調べと、自分なりに勉強してきました。その結果、波動で医療を行うのはインチキ。
チャネリングに関しては、2012年のアセッションを前に、プレアデス星人や霊と交信できる人達がいることが分かりました(真偽は別として)。アメリカの著作物が多く翻訳されていて数冊読みましたが、そういったチャネリングなどが出来る人達が集まって作っている団体が行っていることは、文言や言い回しこそ違いますが、本質的な所で、瞑想や自律訓練法のようなものです。ただ、チャネリングで商売をされている方(団体)は、詐欺同様の手口で商売をされているので、瞑想や自律訓練法のようなものであっても、商品販売に関しては詐欺でインチキです。それでも何か効果があるのであれば許せますが、説明・表示内容と実際の効果に乖離があり、言葉巧みに患者を騙す詐欺と同じです!
気功は、中国医学から派生したもので、体操や瞑想・自律訓練法が組み合わさったもの、と理解しています。気功師が本当に気を出して治療しているかどうかはわかりませんが、瞑想・呼吸・体操・自律訓練法といったことで健康増進が図れると思っています。
NAETは、確かにNATROMさんが仰るとおり、西洋医学のアレルギーの概念とは全く異なるもので、NAETがアレルギーという言葉を使用して、NAETの治療法を説明し患者を診るのは詐欺に等しいかも知れません。しかし、実際に治っている患者さんがいる(アレルギー患者さんのIgE抗体が施術後低くなったり、自閉症の子供さんの症状が改善されている)ことと、アレルギーという言葉を使用していますが、よくよく調べると、気功(NATROMさんも記事にされている気功院の説明)やNAETでCSやESが快復するのは、本質的に同じのように理解しました。
つまり、気功では霊、NAETではアレルギーという文言を使用していますが、人間が何か嫌な物に接したとき、身体が危険物とみなし経路にそって流れているエネルギー遮断する。エネルギーが経路に流れなくなったことで、免疫系は健康な組織が刺激を受けた結果として、自己免疫反応を起こす。神経系を再教育する、という説明がなされている書物もあります。神経の再教育するということが、神経の条件付けを解除するのに効果的な治療法なのかしら、と理解しています。
波動やチャネリングはインチキで気功やNAETは代替医療と理解しています。(ただあの気功院は信用していません。CS患者が反応して具合が悪いと訴えても、“気のせい”といって訴えを聞かず、施術を強行し患者の症状を悪化させたからです)
>NAETでアレルギーが除去できる」という虚偽の情報しか提供されずに
と仰っておられますが、実際にIgE抗体が施術後低くなった患者さんやアレルギーが治った患者さんも実際いらっしゃる中で、「虚偽の情報」と言われる理由はどのような理由からでしょうか? つまり、治った患者がいる一方で、治らなかった患者もいるが、ただそういった情報が上がってこない現状がある、ということでしょうか?
何度もすみません。
これら4つが同レベルというのは、どういう点において同レベルなのでしょうか?
科学的根拠のないもの、という点で同レベルという意味でしょうか?
だったら、NAETや大明気功院も詐欺ですね。「実際に治っている患者さんがいる」からNAETや気功を善しとするならば、チャネリングで「実際に治っている患者さん」は皆無なのですか。いると思いますよ。波動に関しては効いたという体験談はありますよね。気功やNAETでCSやESが快復するのと本質的に同じ仕組みで、チャネリングや波動で快復する患者さんもいると思います。「床下の備長炭は症状悪化と関係ないっすよ」という説明で患者さんが納得せず、「黒い色のものから悪い波動が出ているのです。黒は止めましょう」で納得するのであれば、波動で「実際に治っている患者さん」もいることになるのですよ。気功やNAETも同じでしょう。
>実際にIgE抗体が施術後低くなった患者さんやアレルギーが治った患者さんも実際いらっしゃる中で、「虚偽の情報」と言われる理由はどのような理由からでしょうか?
実際に波動対策でよくなった患者さんも実際にいらっしゃるなかで、ナキウサギさんが波動をインチキだと言われる理由はどのような理由からでしょうか?
私が「NAETでアレルギーが除去できる」というのが虚偽の情報だと言う理由は、IgE抗体が施術後低くなった患者さんやアレルギーが治った患者さんがいるだけでは「NAETでアレルギーが除去できる」とは言えないからです。NAETとは無関係に良くなっただけかもしれないでしょう?NAET群と非NAET群で比較しないと、NAETでアレルギーが除去できるかどうかは分かりません。体験談は証拠になりません。「NAETで良くなった人もいる」だと虚偽情報ではありませんが、同時に「波動対策で良くなった人もいる」というのも虚偽情報ではないことになります。証拠の程度のレベルにおいて、NAETも波動も同レベルです。
気功(大明気功院のレベルのもの)、NAET、波動、チャネリングが同レベルであるのは、単に科学的根拠の欠如のみならず、既知の科学知識との整合性を著しく欠ける点もあります。たとえば、「脳脊髄液減少症にブラッドパッチが効く」という主張はまだ十分な科学的根拠がありませんが、NAETや波動とは明らかに異なります。ブラッドパッチ療法は、既知の科学知識とまったく矛盾しません。もうちょっとインチキ寄りの代替療法としてカイロプラクティックがありますが、それでも腰痛がなんらかの施術で治るとしても、別に物理法則を見直したりする必要はありません。(「瞑想・呼吸・体操・自律訓練法」という意味での気功はここぐらいに位置するでしょう)。一方、NAETや波動や気功やチャネリングは異なります。もしNAETが正しいとすると、「数メートル離れたアレルゲンと相互作用する何か」が存在するわけですが、既知の物理学では説明できません。気功も波動もチャネリングも同様です。科学とニセ科学の境は不明瞭で、中間にグレーの領域が横たわりますが、NAETも気功も波動もチャネリングも真っ黒に極めて近い側です。
説明していただいた内容で、とても良く理解できました。
>実際に波動対策でよくなった患者さんも実際にいらっしゃるなかで、ナキウサギさんが波動をインチキだと言われる理由はどのような理由からでしょうか?
病気の快復に、波動が効いた、という体験談を聞いたことが無かったので、波動やチャネリングはインチキと思いましたが、しかし、言われてみれば、NATROMさんが仰るとおり、波動でもチャネリングでも何かの病気から快復された方がいるはずですね。言われて思い出しましたが、チャネリングに関しても、病気(うつ病とかヒステリーのような疾患だったと思う)から快復された方が、著作物の中で紹介されていたように思います。
最近特に懸念していることは、商売をしているCS患者が同じCS患者を食い物にしていることです。
>「床下の備長炭は症状悪化と関係ないっすよ」という説明で患者さんが納得せず、「黒い色のものから悪い波動が出ているのです。黒は止めましょう」で納得するのであれば、
これは典型的な詐欺の手口です。患者さんの中には、備長炭や活性炭に反応する方もいらっしゃいます。ですから本来であれば、建築士さんは、「床下の備長炭は症状悪化と関係があるかもしれないので除去してみましょう。」と説明して除去すれば良いだけの話のところを、「床下の備長炭は症状悪化と関係ないっすよ」という説明をすれば、患者さんが納得するはずもありません。そのような状況を作っておいて、「黒い色のものから悪い波動が出ているのです。黒は止めましょう」と言われれば、まだ発症して間もない患者さんなんかは、この建築士さんが同じCS患者であることも手伝って、「CS患者にしかわからないこの反応する物に対する感覚が『波動』から来る物なんだ」と、信用してしまうわけです。そうやって波動を信じ込ませて、ご自分の所で販売している波動グッズをCS患者に売り付けるのです。もしかしたら、高価な黒以外の石なんかも販売しているのかもしれません。
CS患者は反応する物が患者それぞれで違いますので、商品を購入するときなど、事前に見本で試すことが必要になります。ましてやリフォームなど金額が高額になればなる程、購入後或いは施工後、使用できなかったというリスクが大きくなるわけですから、見本が絶対に必用条件です。このことは、同じCS患者ならこの建築士さんも十分承知しているはずですし、施工主の患者さんも見本を要求していたにも拘らず、その必要はないと、患者さんの家の壁に自社の製品をいきなり塗布しようとしたのです。そのようなことをしようとすれば、当然リフォームの話はキャンセルです。他の患者さんも、同じようなことで塗布されて自宅に居られなくなった方もいらっしゃいます。トンデモない建築士です。
また、同じような波動やチャネリングの手法で患者相手に商売をしている患者もいます。CS患者のA、別人格で霊と交信ができるB、CS患者(A)の師匠で現実社会で生きているC、これらA・B・Cは全て同一人物ですが、チャネラーなので、本人曰く全て別人格なのです。従って当然のことながら、掲示板やブログ上でHNは違います。でもそれは、私達がHNを使い分けるのと訳が違うのです。本人に言わせれば大真面目で、自分はチャネラーだからA・B・C全て違う人物です、という説明をするわけです。
私たちCS患者には、同じ患者Aとして接し、快復面や対策面で親切に助言してくれます。そして、自分は師匠(恩師)の指導の下、こんなにも快復した、と話すわけです。他の患者は、どうやって快復したのかと、Aの話しに耳を傾けます。詳細を話したい、商品を紹介したいからメールをくれ、と言われメールしたら、実はAもBもC(師匠)も同一人物だった。おまけに、頼んでもいないのに、「あなたの治療に関して一生懸命取り組みます」みたいなことを言われて、私は思いっきり激怒し返信したので、彼は未だに私に対して、他人を攻撃する人間だと誤解しているようです。それでも私は、彼が勧める商品を一通り試してみました。それが例え自分の所で販売しているものやネットワークビジネスであろうと。彼やその家族が本当にそれらでCSから快復しているなら、試す価値があると思いました。でも、私には効かなかったし、それに商品の説明について、彼にメールで確認すると、明らかな虚偽の説明があります。彼の行為は詐欺に等しいと思っています。しかし難しいのは、彼やご家族がそれらの商品で治ったのと、私に効き目が無かった・むしろ使用できない商品であっても、CS患者は反応する物に個人差がある、という逃げ口上があることです。彼が「私を騙している」ということと「本当に彼とご家族が治ったので、心底良い商品と信じ私に良かれと思って商品を紹介している」ということの区別がつかないことです。ただ、商品説明において明らかに虚偽があったので、私はすぐに信用できない人、との判断が付きましたが、同じような想いをする患者さんが今後出ないように、私は注意しています。私のブログを通じて知り合った患者さんに、彼が商品を勧めたときは、商品がネットワークビジネスであることと、彼が患者でもあり販売者であることを説明しています。
CSを発症すると、経済的自立が困難になるので、彼らが生きていくのに必至なのは理解できます。家族も養わなければなりません。だからと言って、患者が患者を食い物にするなんてのは許せないです。(歯科治療の話は、これらの件とは関係ないです。患者さんの善意から出ている行為ですが、しかし医学の常識からすれば、実にトンデモない内容で、患者の体験談はあてにならないことを実感しました)
科学や似非科学や自然食品などと全く無縁で極普通の生活をしていた者が、気が付けば身の回りの物のほとんど全ての物が使用できなくなり、社会生活は愚か日常生活も困難になり、そのような中で先輩の患者さんから、これが使用できる、あれが良い、また、患者支援団体が発行する会報誌や商品リストなどでそれら商品や対策・治療法を紹介されれば、患者はなんの疑問も持たずに似非科学の世界に入ってしまいます。私がそうであったように、多くの他のCS患者さんも同じだと思います。いつもながら丁寧に説明してくださって、ありがとうございました。
それに、やはり実際に、彼の指導でアトピーが治ったり、ステロイドから解放された患者さんもいます。私をかばってくれたこともありますし根は優しい人です。もしかしたら、彼は、ご自分の行為が詐欺に等しい行為であることに自覚がないのかもしれません。
勧誘や販売に際し無理強いすることがないことに免じて、どうかここだけの話に留め、絶対に記事にしないでください。彼もご家族も皆患者ですし、病状が悪化するようなことだけは避けたいです。今回私の方から、もう人間関係は断ち切る、と告げたので、それだけで十分堪えていると思います。ですから、どうかよろしくお願いします。
>勧誘や販売に際し無理強いすることがないことに免じて、どうかここだけの話に留め、絶対に記事にしないでください
誰もそんなこと(個別の個人的な事例)を聞いてもいないのに、ご自分でこと細かく提示を行い、なおかつ「記事にするな」と云われても、あなたご自身が「コメント」という形で「記事にしている」ことに気付きませんか?
勧誘や販売に際して「無理強い」があるのでしたら、それはもう「暴力」という次元の話になるでしょうし、虚偽の効能を宣伝文句にしたり「なんらかの病気が治る=医療効果がある」と称して無資格で商品を販売することも違法行為ですが。
どちらにしろ、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、あなたのコメントを含めて判断できませんので別に構いませんが、一方では「許せない」と云い、一方では「許す」ような発言をされる…いったいどちらの立場なのでしょう。
>ご自分でこと細かく提示を行い、なおかつ「記事にするな」と云われても、あなたご自身が「コメント」という形で「記事にしている」ことに気付きませんか?
記事にしていることは気付いています。
NANoさんや他の方には私のコメントだけを読まれても、具体的に誰を指しているのか、私の話の信憑性などについてご判断できないと思います。しかし、NATROMさんは私のコメントから、それが誰なのか等ご理解いただけたと思います。また、現実の世界での個人情報もすぐお分かりになるはずです。私がコメントした目的は、そのことをNATROMさんに知っていただきたかったことです。NATROMさんが私のコメントから、私が誰のことを話しているのかご理解いただければ、私の話の信憑性もご理解いただけると思います。
>いったいどちらの立場なのでしょう。
相手が患者でなければ許せないと思います。しかし、今は彼を追い詰めるようなことはしたくありません。自殺したりする可能性がある病気だからです。
私は、気功院の青島院長先生に、家族や友人などたくさんの知人の病気を良くしてもらった経験のある者です。知人の中には今回の化学物質過敏症も何人かいて、話を聞くだけで辛くて涙が出てくるような逃避生活から、やっと抜け出して社会復帰し、今では人生を謳歌しているのを知っているので、お二人のやり取りが直接治った人や気功院に行って直接調べたものではなく、間接的な情報で書かれているのではないかと思い、我慢できなくなり書かせてもらいました。
私の病気の知人でもあったことですが、(化学物質過敏症も含めて)大抵、気功院に行くような病気の方は、普通の人より体力も、様々な面での抵抗力も弱い人ばかりで、その多くはいくつかの持病やこれまでの生活の仕方自体にも問題を抱えていたりもしますので、気功を受けてその場では良くなっても、帰り道や家に帰ってから、体調が悪化したりすることがありました。体が弱い人がわざわざ遠出して日頃行かないような所まで出向いていくのですから、症状が元に戻ったり、調子を崩してしまう多少のリスクはあったように思います。
ただ幸いなことに、私の知り合いの多くが健康になれたのは、多少の体調の浮き沈みでもあきらめないで、他の人が良くなっているし、自分も1回は良くなったのだからと、自分自身でも気功の練習をしたり、生活習慣や環境上の問題点を先生の指示に従ってできるだけ手直したりと、努力したのでした。そういう意味では、現代医学の治療法のように、自分の努力はせいぜい食事と運動の注意くらいで、あとは薬や手術など受け身の医療に慣れている人には難しいのかもしれません。
ナキウサギさんのコメントも、症状の浮き沈みで途中であきらめたり、先生の意図が十分に理解できずに自分に合わないからと努力が実を結ばないうちに挫折した人の意見を聞いたのであれば、十分納得できます。
また、気功院に行った私の知人は、現代医学の病院での検査や治療、他の民間療法に行っても治らなかったり、治療法自体がないとか、ダメージがある治療法や目先だけの対処療法しかないとかで、何とか気功で根本から病気を良くしたいと願って行った難病の人ばかりでもあります。
そういう人でも、青島先生はできるだけ病院の検査や医師の所見を定期的に受けるように勧めて、医学的に理解が不十分な素人の患者の口伝えではあっても、必ずその報告を聞きながら、できるだけ現代科学の視点で症状や病気の推移をみるように指導されていました。
先生は、日頃、気功によって現代医学で治らない病気が少しでも良くなるように、もっと医学が進歩するようにと日々努力されているのを私は見たり聞いたりしているので、お二人のやり取りがとんだ的外れに感じるのも、お分かりになると思います。
私が、大明気功院で難病の知人をたくさん良くしてもらったのは、まぎれもない事実ですので、今後批評をする場合は、直接良くなった人に確認したり、現地を訪ねて当事者にきちんと事実確認した上で書かれることをお勧めします。
あまり事実でない情報が流されると、せっかく私がこれからも助けたいと思っている大切な知人たちを助けられなくなるかもしれませんので、よろしく、ご理解ください。
代替療法にも良いものからそうでないものまでありますが、大明気功院はそうでないものの部類に入ります。大明気功院自身のサイトに載っている「論文」とやらは、医学的な観点から見るとデタラメです。既に、
気功で化学物質過敏症が完治〜大明気功 体験談
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20060726
で指摘しています。「難病がたくさん良くなった」というのは、プラセボ効果か、「もともと単なる前立腺肥大症を前立腺癌が治ったかのように誤認した」とか「ごく軽度のSCCが正常化した」とか、そういう例であろうと思います。「病気が良くなる」と主張するからには、そう主張するほうに立証責任があります。「現地を訪ねて当事者にきちんと事実確認した上で」でなければインチキ治療を批判できないのであれば、詐欺師は大喜びです。
もう一度言います。病気が良くなるのが事実であれば、きちんと検証可能なデータを信頼できる媒体に発表するべきです。それをしないのは、医学的知識がある人からの検証に耐えられないからとみなされても仕方がありません。自己責任で気功による治療を選択するのはかまいませんが、科学的な観点からはインチキであることを多くの人に知ってもらいたいと私は考えます。
お返事ありがとうございました。ご指摘の内容が理解できました。
東洋医学の気功も、ただ「この病気が良くなった」という実践結果を伝えるだけではなく、現代医学の医師や科学者などの専門家の方でも十分納得できるような科学的な検証に力を入れる必要があるのは確かです。
私にとっては、困っていた病気やその症状から、自分や知人が良くなることができれば、十分だと満足していましたので、NATROMさん書かれている意味がよく理解できずに自分の意見を書かせてもらいました。
気功も含めて民間医療の効果については、確かに医学や科学の専門家の客観的な意見が反映されながら研究や証明がされるようになると良いと考えます。
大明気功院の論文の中で、お父さんの癌を治したと紹介されてる息子です。
父のカルテ等の資料の提出を病院の院長先生にお願いしましたが、見せられるのは、これだけですと言われました。NATROMさんの日記は何度か拝見させて頂きましたが私の体験談が資料不足の為インチキと思われるのは残念でなりませんので、詳しく事実を述べさせて頂きます。
最初に父の見舞いに行った時に妻は父のお腹をさすっていました。
帰りの車中で「お父さん前立腺の癌でかなり進行していると思う、だいぶ前から症状があったはずなのに何で、もっと早く病院に行かなかったのかしら?」と言いました。
何で分かるんだ?と私が聞くと「うまく言えないけど、長年やってると分かるのよ」と言いました。妻は看護師です。
それから数日後、母から「院長先生が息子さんと一緒に来てください」と言うので検査結果を聞きに行きました。
院長先生は「残念ですが悪性の腫瘍です」悪性って癌ですか?と聞くと「はい、癌特有の数値が非常に高く、かなり進行してると思われます、今後は治療方法について相談して行きたいのですが、おそらくホルモン療法になるかと思います。念の為、針を刺す検査もしますか?」と言われたのを記憶しております。
私は気功に興味があり、大明気功院で月に一度の勉強会に参加しており、教わっている癌の治し方を必死に父にしました。
2週間後に針を刺す検査をし、ガン細胞が見つからず、その後の検査で異常が無いため退院となり、母が言うには院長先生が「長年やってるが不思議だ」と言ってたと聞きました。
私は驚き嬉しくて青島先生に報告しました。先生は開口一番「本当に癌だったの?」と言いましたが、本当だと分かると喜んでくれました。無理もありませんプロの先生が施術したならともかく素人の私がやって治ったのですから・・・
青島先生は「再発しないように気功をお父さんにやってあげて下さいね」と言われましたが、私はあまり実家へ行かず気功もしませんでした。
すると数ヶ月後に父が、今度は大量の血尿で再入院したと聞かされ、妻と病院へ行きました。父は別人の様に痩せて、もの凄く痛がってました。妻は「もしかして前回は誤診かな?と思ったけど、今回は骨まで進行している典型的な膀胱癌の末期症状だ」と言いました。院長先生は正月明けに別の総合病院を紹介してくれました。
私も今回は助からないと思いましたが、必死に父へ気功をしに行きました。
正月明けに今までお世話になった病院の紹介状と検査資料等を持ち、別の大きな総合病院へ行きました。医師は検査資料を見ながら「膀胱に腫瘍が有ると見て間違い無いですね、それと腎臓にも陰が有るので良く調べましょう」と言い、検査に半日かかりました。
検査が終わり医師は「まったく以上無いですね、心配されてる腫瘍ですが、どこにも無いですね、院長先生にも大丈夫ですと手紙を書いておきますね」と言われ、母とビックリしました。
その後、青島先生が癌の論文を書くと聞き、是非とも協力させて頂きたいと思い、先生に言ったら「お父さんの病院のカルテや試料をもらって来てほしい」と言われたので、院長先生に面会をお願いし、資料の提供を求めましたが「見せられるのは、これだけですね」と言い「前立腺のときは、検査で間違いなく悪かったのに何故か良くなったんだよね」と言い「血尿が出た時は、血の固まりがぞろぞろ出て大変だった、それで別の病院を紹介したんだけど、異常なしと聞いて本当にビックリしました、間違いなく手術になったと思っていたんですよ」と言いました。私は詳しく聞きたかったのですが院長先生は素人に難しい事を言っても分からないだろうとの感じでした。
以上が事実です。私の体験談のお陰で大明気功院がインチキと思われるのは、大変残念に思います。是非ともこれを読み医師の見解を頂ければありがたいです。
ちなみにコメントを書くにあたり、青島先生には何も報告していません。
宜しくお願い致します。
ニセ科学を見抜く練習問題(世界医学気功学会の論文集から)
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20081014
私は、気功の力を信じています。青島先生に会ったことがありませんので、青島先生は実力者であるかどうかは存じていませんが、基本的には、気功というものを信じています。
青島先生の気功は、本物であるかどうかは別にして、私は、一番気になるのが料金体制です。
気功治療の相場は、概ね3000〜5000円です。難病、不定愁訴関係の場合でも、5000円から1万円くらいでしょう。
大明気功では、まず、入会金2万円を払ってから、一回の治療につき、2万円が掛かるそうです。これは、暴利だといわれてもしょうがない課金レベルです。
確かに、健康を取り戻すことができれば、いくらを掛かっても構わない、この料金を安いと考える人もいるかもしれません。
しかし、大明気功様の経験者さんの話や、青島先生自身の著書の中でも、
青島先生は、日々患者さんのことを考えて精進している患者さん思いの先生らしいですが、なぜか、この料金体制は患者さんにとって、どれぐらいの負担になるのか、お分かりではないようです。
また、宣伝活動も多く、気になりました。殆ど、3流週刊誌による報道なので、どうしても宣伝に見られます。気功に研究熱心であるかもしれませんが、お金儲け熱心の先生でもあると受け止めてられてしまいます。
「医術」がありますが、「医徳」がすこし足りないかもしれません。
いつか、良識ある先生になっていただけると幸いです。