ホーム > 政治・社会 > 国内 > 3個の受精卵を移植=学会の見解違反は認識−受精卵取り違えで担当医・香川

最新ニュース

ニュース >政治・社会

ソーシャルブックマークに登録: Yahoo!ブックマークに登録 Choixに投稿 はてなに投稿 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに投稿 CoRichに投稿

2009年02月24日 13:39更新

プリントする プリントする 小 大

3個の受精卵を移植=学会の見解違反は認識−受精卵取り違えで担当医・香川

 香川県立中央病院(高松市)で受精卵を取り違えたとされる問題で、人工妊娠中絶した20代の女性には合計3個の受精卵が移植されていたことが24日、分かった。複数の受精卵の移植は、日本産科婦人科学会の多胎妊娠に関する倫理見解に違反する恐れがある。川田清弥医師は「学会の会告(見解)に抵触している認識はあった」としている。

 同学会が昨年4月に出した見解では、「移植する胚(はい)は原則として単一とする。35歳以上の女性、または2回以上続けて妊娠不成立であった女性については2胚移植を許容する」とある。

 病院によると、移植は2回に分けて行われ、最初は同年9月18日に本人の受精卵を2個、20日に別人の可能性が高い受精卵1個を移植したという。2度にわたり計3個を移植したことについて、川田医師は「妊娠の可能性を高めようと考えた。多胎妊娠の可能性は低いと考えていた」とし、女性にも許可を得ていたという。

 女性は、受精卵の移植を受けるのは初めてだったという。

 同病院の松本祐蔵院長は「今後は学会の指針、見解を順守した治療を徹底していきたい」としている。
イメージ

 

スポンサード リンク

政治・社会ニュース一覧

アクセスランキング(総合)

Market Update