香川・受精卵取り違え問題 医師、倫理規定に違反し複数の受精卵移植を20回以上行う
受精卵の取り違え問題で、香川・高松市の県立中央病院の医師が、学会の倫理規定に違反して複数の受精卵移植を2008年4月以降、20回以上行っていたことがわかった。
病院によると、香川県立中央病院の川田清弥医師は、2008年4月から2月まで83回の受精卵移植を行い、このうち、20回以上患者に複数の受精卵を移植していたという。
日本産科婦人科学会の倫理規定では、母子にリスクをともなう複数の胎児の妊娠を防ぐため、複数の受精卵移植は禁止されている。
川田医師は「倫理規定に違反することはわかっていたが、妊娠の確率を上げるためにやった」と話している。
(02/25 06:10 岡山放送)